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2021/10/15

本当は秘密にしたい!おしゃれな女性のヴィンテージウォッチ入門

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本当は秘密にしたい!おしゃれな女性のヴィンテージウォッチ入門

おしゃれが楽しい秋本番!今年の秋は、いつものファッションに一味違う特別なスパイスを効かせてみませんか?

それが、今回のテーマであるヴィンテージ(アンティーク)ウォッチ。

今回はこの約10年間で5本のアンティークウォッチと付き合ってきた筆者が、自身の経験を振り返りながらヴィンテージ品ならではの魅力や上手な取り入れ方について連載していきたいと思います!


■この記事の筆者;
腕時計専門店ベティーロード スタッフC.U.
ジャックロード・ベティーロードのWEBサイト運用スタッフ。CWCウォッチコーディネーター。ベティーロードの公式Instagramでは“天の声”役で毎週金曜日のインスタライブに出演中!愛用時計10本のうち、気が付けばヴィンテージウォッチが半分を占めていた愛好家のはしくれ。

■SHOP INFORMATION;
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

1.アンティークウォッチブーム、じわじわ来てます!

カルティエ マストタンクの着用画像

人気ヴィンテージウォッチの1つ、カルティエのマストタンク。筆者の時計の中でも最も活躍頻度の高い1本。最近は男性からの支持が急上昇し、黒文字盤などの人気モデルは入手困難になりつつある

かつては男性のマニアックな趣味という印象だったアンティークウォッチ。ですが最近ではファッション感度の高いおしゃれなメンズの間でもかなりの市民権を得てきているようです。

実をいうとアンティークウォッチは、ファッションだけでなくそのおしゃれなライフスタイルに憧れの視線が集まる有名女性芸能人やモデルさんたちが、かなり前からコーディネートに取り入れていた密かな御用達アイテム。

ただ、多くを語らずにあくまでさりげなくコーディネートしている女性が多い印象で、さらにそもそもの数が少なく限られたお店でしか手に入らないことも手伝って、女性の間ではまだまだ認知度は高くないのが実情かもしれません。

ロレックス カメレオン

昨年再放送された『やまとなでしこ』の影響で人気が再燃したロレックスのカメレオンも、アンティークウォッチを代表する名品の1つ

逆にいえば、アンティークウォッチはまだほかの人が知らないからこそ、ぜひ先んじて知ってほしい魅力に溢れているといえます。

アンティークというと何か敷居が高そうな感じがするかもしれませんが、決してそんなことはありません。本連載では5本のヴィンテージウォッチを愛用する筆者が、知っておくとより時計選びが楽しくなるポイントをなるべく分かりやすく解説していきたいと思います。

2.筆者とアンティークウォッチとの出会い

アンティークロレックスのショーケース

ショーケースに並ぶロレックスのアンティークウォッチたち

まずは自己紹介を兼ねて、筆者とアンティークウォッチの馴れ初めを少しだけお話したいと思います。

筆者が初めてアンティークウォッチに出会ったのはベティーロードの店舗でした。もう10年ほど前ですが、入社面接を受ける前にお客さんを装って中野ブロードウェイにある店舗を覗きに行った時のこと。多くのレディースウォッチが陳列される中、ふと足を止めて思わず見入ってしまったのがアンティークウォッチのショーケースだったのです。

ショーケースの中に並んだアンティークウォッチたち

明らかに現行の時計とは異なる雰囲気を放っていた時計たち。気になってさらにのぞき込み、初めてそれらがロレックスやオメガなど、誰もが知る時計ブランドのヴィンテージ品であることに気が付きました。

あのロレックスが昔はこんな時計を作っていたのかという驚きを、今でもはっきりと覚えています。

同時に、実はもう1つよく覚えていることがあります。それは価格についての印象。

アンティークウォッチの醸し出す雰囲気に素直に「高そう」という印象を持った筆者は、時計についていたプライスタグを見て、思ったより安いと感じてしまったのです。

アンティークウォッチの陳列棚

ゴールドやダイヤモンドを贅沢に使用しているわりには価格がお手頃、というのが当初抱いた正直な感想

もちろん、安いといっても自分にとっては高い買い物であるのは間違いないのですが、年代物であり、素材もほとんどが18Kや14Kのゴールドを使用していて、贅沢に施されたダイヤモンドもキラキラと輝いているのに、人気ブランドのシンプルなステンレス製モデルよりも価格帯が安かったので正直驚いてしまったんですね。

アンティークウォッチと現行品の価格については連載のどこかでくわしく触れたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

さて、いきなり現実的な目線になってしまいましたが、そんな筆者がアンティークウォッチを入手する機会は、意外とすぐにやってきたのです。

3.ファーストアンティークウォッチに選んだのは…?

無事にベティーロードの入社面接をパスし、ウェブサイト運営スタッフの一員として働き始めた筆者。それから間もなくプライベートでは夫と婚約する運びとなりました。

結婚式の準備を進める中で、筆者の中にある1つの想いが芽生えます。人生の大きな節目を迎える自分自身へのはなむけに、何か一生の思い出になる品を購入したいという想いです。

ブシュロン クル・ド・パリリングとキャトルラディアントハーフリング

みなさんはサムシング・フォーの言い伝えはご存じでしょうか?

結婚式で身に着けると幸せになれるといわれる4つのもののことで、イギリスの古い伝承といわれています。サムシング・ブルー(何か青いもの)が一番有名かもしれませんね。

ほかにも、サムシング・オールド(何か古いもの)、サムシング・ニュー(何か新しいもの)、サムシング・ボロー(何か借りたもの)、これら4つのものを結婚式で身に着けるという欧米では一般的な慣習だそうです。

筆者は海外での挙式を予定していたので、この慣習を取り入れることにしました。そこで4つのサムシングのうち、サムシング・オールドとして迷わず選んだのがアンティークウォッチだったのです。

ハミルトン 1960年代プラチナウォッチ

筆者が実際に選んだ1960年代のプラチナ製アンティークハミルトン。アンティークウォッチの知識はほぼゼロだったが、店舗で吸い寄せられるように手に取り即決したもの

選んだのはハミルトンというブランドの1960年代アンティーク。ハミルトンは1892年にアメリカで創業したウォッチメーカーで、現在でもアメリカを代表する人気時計ブランドです。

ダイヤモンドがベゼルやラグだけでなくブレスレット全体にも散りばめられた、一見とても豪華なジュエリーウォッチですが、どこか控えめで上品な雰囲気があり、決して派手ではない。まるでよく磨きこまれた銀食器のような厳かな印象というのでしょうか。

ハミルトンの着用画像

夫から贈られた婚約指輪とまるで対になるかのように、プラチナ製だったことも何か運命を感じさせました。

そしてこれは後から知りましたが、1950年頃のアメリカでは恋人や夫婦など、愛する人からハミルトンの腕時計を贈られることが憧れの1つだったそうなのです。

ハミルトンの着用画像

文字盤の経年変化も、この時計が前の持ち主とともに時代を生きてきた証

ハミルトンの着用画像

この時代の時計特有の厚みのあるプラスチック風防。見る角度によってインデックスが大きく歪んで映るのが新鮮だった

1950~60年代といえば自分にとっては両親の世代に近しい人生の先輩。身に着けるにあたっては時計に失礼がないようにと自然に背筋が伸びる気持ちがして、これから歩む新たな人生のお守りには実にぴったりでした。

思えばこの後手に入れることになるアンティークウォッチについても、同じように自分より年長者としてリスペクトする気持ちで接しています。

ハミルトン 1960年代プラチナウォッチ

最も思い出深い筆者のファースト・アンティークウォッチ。婚約指輪とともに、時々手に取っては当時の気持ちを思い出します。

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ハミルトン(アンティーク)腕時計 一覧

4.アンティークウォッチの魅力、連載スタート!

さて、初めてのアンティークウォッチは心の赴くまま知識ゼロで購入した筆者ですが、その後約10年の間に全部で5本のアンティークウォッチを手にすることになります。その経験をもとに、アンティークウォッチの魅力やみどころ、取り扱う際に気を付けるべき点などを次回からご紹介していく予定です。

機械式とクオーツ式など少し専門的な内容もありますが、アンティークウォッチの人気ブランドやジュエリー・バッグとのコーディネートなども取り上げていきたいと思いますので、短い期間ではありますがぜひお付き合いくださいね!

みなさまが素敵なアンティークウォッチと出会えますように…それではまたお会いしましょう!

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ベティーロードの店内。ロレックス、カルティエ、シャネルなどの代表的なモデルから希少なアンティークウォッチまで、品揃えは日本最大級

ベティーロード(BETTYROAD)

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗] 03-3386-7550  [通販] 03-3389-1071
営業時間 11:00~20:00
店舗案内は こちら
オンラインストアは こちら

業界最大手!全国屈指の品揃えを誇る、レディースに特化したブランド腕時計・ジュエリー・バッグの専門店ベティーロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるメンズ腕時計専門店ジャックロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。

半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。

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