突然ですが、生まれ年のアイテムと聞いて思い浮かべるものは何ですか？ワインやコイン、車や家具、時計といったヴィンテージアイテムを連想される方が多いのではないでしょうか。
その中でもアンティーク(ヴィンテージ)ウォッチはお守りとして着用される方も多く、特に生まれ年の時計を身に着けると愛着もひとしお。永く大切に扱われてきたアンティークウォッチは、どこか懐かしく温かみのある風合いと、何世代にも渡り受け継がれてきたという心温まるストーリーも肌で感じることができます。
※当店ベティーロードでは1990年代前後までの時計をアンティークとして定義しています。ショップによりアンティーク時計の定義は異なります。
今回は1968年製のロレックス、パテック フィリップのアンティークウォッチをピックアップいたしました！
ご自分の生まれ年だけでなくご両親やご家族など、大切な人の生まれ年にもフォーカスしてお探しするのもおすすめです。
1968年の日本は36階建て147mの日本初超高層ビル 霞が関ビルが完成し西武百貨店渋谷店が開店するなど、通称いざなぎ景気とよばれた好景気真っ只中の時代でした。また後の「バブル世代」といわれる人々が誕生したのも1968年前後を指します。
2月はグルノーブルオリンピック(冬季)、10月はメキシコオリンピック(夏季)が開催されアメリカのジム・ハインズ選手が人類史上初めて10秒の壁を破るなど、陸上競技で世界記録が相次いだ大会として語り継がれています。
当時のファッションはサイケカラーやブリリアントカラーなど明るく鮮やかな色づかいがトレンドで、マクロミニ、ミディ、マキシ、ロングなどスカート丈も多様化、また男性の長髪が流行しはじめるなど好景気の明るい気分がファッションにも影響していました。
日本を代表する時計ブランドセイコーは、翌年1969年に発表される世界初のクオーツ時計「クオーツ アストロン」の開発を進めるなか、その一方で機械式腕時計の集大成を目指しさまざまな開発を進めていました。
1968年製…およそ50年の歳月を経過したアンティークウォッチですが、当店のアンティークウォッチは全てメンテンナンス済。傷や汚れは可能な限り取り除き、一般的な使用に問題がない状態で店頭に並べられているため、その"見た目年齢"は実年齢を感じさせないものばかり。
アンティーク＝プレミアム価格がついた高額品とイメージされがちですが、腕時計においては年式が古い＝高額という定義は当てはまりません。一般的なアンティークウォッチは中古の感覚に近いため現行品よりも手の届きやすい価格のものが多く存在しています。
当時の生産数や現代では真似できない特殊な技法を用いたものなど、個体によっては希少性や状態が加味され驚くほどの高値がつけられたものもあり、これからご紹介するパテック フィリップのアンティークウォッチもその1つです。
| ケース径 | 22 × 24mm |
|---|---|
| ムーブメント | 手巻き / cal.13.5 |
| 防水性能 | 非防水 |
| 風防 | その他 |
| 付属品 | メーカー純正BOX / 国際保証書 |
| ケース素材 | 18Kホワイトゴールド |
| ケース宝飾 | エメラルド |
| ベルト素材 | 18Kホワイトゴールド |
| ベルトタイプ | ブレス |
| 文字盤カラー | シルバー |
| 文字盤タイプ | なし |
スイスの名門時計メーカー、パテック フィリップのアンティークウォッチ。エメラルドとホワイトゴールドの輝きが上品で美しく、そのエレガントな佇まいが魅力な逸品です。
ベゼルに40個(計0.67ct)のエメラルドがあしらわれたラグジュアリー感あふれる個体。当時の職人によって丁寧に作りこまれたケースと一体型の18Kホワイトゴールド製ブレスレットは1970年代までしか作られておらず、高い希少性を有しています。バックルに３段階の調節機能があるのも嬉しいポイントです。
こちらの個体はパテック フィリップ社にてオーバーホールを行っており、メーカー修理明細が付属いたします。また2019年発行のパテック フィリップのアーカイブも付属し、当時の時計と比較してムーブメントやブレスレットなど"全て一致している"ということが証明がされています。メーカー純正BOXと国際保証書も付属するため、時計本体だけでなく全てのものから1968年当時の雰囲気を感じ取れる希少な1本です。
| ケース径 | 25mm |
|---|---|
| ムーブメント | 自動巻き / cal.1161 |
| 防水性能 | 生活防水 |
| 風防 | プラスチック風防 |
| 仕様 | 日付表示 / 3針 |
| ケース素材 | 18Kホワイトゴールド |
| ベゼル素材 | 18Kホワイトゴールド |
| ベルト素材 | 18Kホワイトゴールド |
| ベルトタイプ | ブレス |
| 文字盤カラー | シルバー |
| 文字盤タイプ | なし |
1968年製造のロレックス オイスターパーペチュアル デイトジャスト。18Kホワイトゴールド無垢製のラグジュアリー仕様のデイトジャストです。
金無垢ロレックスのみに装着されるプレジデントブレス、センター駒に"バーク仕上げ"とよばれる樹皮のように不規則な模様が彫り込まれた仕上げが施された珍しい仕様です。ベゼルにも同様の仕上げが施され、統一感がありこだわりを感じられる1本。
現行のデイトジャストとは異なり、厚みのあるプラスチック風防が飴のような質感でこの当時ならではのモデルでしか愉しめない魅力を備えます。
無垢製でありながらこの価格帯で購入できるのもアンティークウォッチならではのメリットではないでしょうか。
いかがでしたか？
生まれ年から探すアンティークウォッチ、時代背景やその当時に作られた時計の魅力を少しでも感じていただけましたでしょうか。
近年の消費傾向として、商品を所有するといった目に見える価値＝モノ消費よりも、その商品を購入することで得られる体験や使用価値を重視したコト消費にお金をかける人が増えているとされています。
アンティークウォッチは扱いに多少手間もかかるかもしれませんが、メンテナンスをしながら丁寧に年月を過ごしまた次の代へ受け継がれていき、そして今もなお生まれた当時と変わらず時を刻み続けています。そのような背景も含めてアンティークウォッチの魅力であり、アンティークウォッチを買う＝コト消費だと筆者は感じました。
自分が生まれた当時の記憶は誰しも持てないものですが、自分やご両親、ご家族など大切な人と"同じ年齢"の時計を身に着けることで、その当時のことを自分なりに調べたり思いを馳せるきっかけにもなるでしょう。またその時代ならではの時計の表情や時代背景を愉しむのもバースイヤーウォッチの醍醐味です。
ベティーロードではご紹介したロレックス、パテック フィリップのアンティークウォッチの他にもさまざまな年代、ブランドのアンティークウォッチを揃えております。特別な１本をぜひ見つけてみてくださいね。
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。