上品でエレガントなイメージのあるケリーは、フォーマルな場面にふさわしいバッグです。入学式や卒業式をはじめ、式典などにいつかはケリーを持っていきたいと願う女性は多いのではないでしょうか。
その一方で、「せっかくケリーを買うならたくさん使いたい」と考えている方も少なくないでしょう。こちらの記事では、ケリーは普段使いできるのか、カジュアルな場面にも合うのかについて詳しく解説いたします。ケリーの使用シーンにお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
ケリー25 外縫い チャイ
エルメスの代表的なバッグのなかでも、ケリーバッグはその上品でエレガントなデザインで多くの女性を魅了しています。
エルメスはもともとは馬具を製造するメーカーでしたが、やがて女性に向けたバッグを作るようになりました。
ケリーバッグの誕生は1936年頃といわれており、当初は「サック・ア・クロア」の名前で発売されていました。
ケリーバッグの名前は、当時のモナコ王妃 グレース・ケリーに由来します。妊娠中、彼女は自身の膨らんだお腹を隠すためにサック・ア・クロアを愛用していました。
サック・ア・クロアでお腹を隠した彼女の写真が雑誌の表紙に載って大流行したことをきっかけに、エルメスはこのバッグに「グレース・ケリー」の名を付ける許可をもらいました。そして、サック・ア・クロアは「ケリーバッグ」の名で広く知られるようになったのです。
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シンプルでありながら、上品なデザインが特徴のケリーバッグは、きちんと感のある台形フォルムのバッグです。気品のあるケリーバッグは、フォーマルな場面や特別な催しにこそふさわしいバッグであると考える方も多いのではないでしょうか。
華やかな場面にふさわしいケリーは、流行に左右されないデザインで、長く人気を博しています。そのため、一生ものとして購入を考える方も多いようです。
また、ケリーバッグの魅力はデザインだけに留まりません。ケリーだけでなく、エルメスのバッグは1つ1つ熟練の職人の手で作られています。素材にこだわり、手作業で作り上げていくため、生産数が限られています。
しかし、エルメスのバッグは世界中の女性の憧れの的であり、需要と供給が見合っていないのが現状です。大量生産に移行せず、確かな品質の製品を提供し続けるメゾンのコンセプトも、ケリーの魅力を押し上げている理由の1つです。
ケリー25 内縫い ノワール
ここからは、ケリーバッグの特徴について解説いたします。
遠くからでも一目で分かる特徴的なフォルムはもちろんのこと、パーツにもケリーならではの特徴があります。また、ケリーに使われる多くの素材やカラーバリエーションについてもあわせてご紹介します。
ケリーバッグの部位と名称
ケリーバッグには、特徴的な次の3つのパーツがあります。
ケリーはフラップ(蓋)部分を被せて閉めるタイプのバッグです。そのフラップを止めるための金具の付いたベルト部分が「クロア」にあたります。
カデナは、金具部分に付いている南京錠です。カデナの2本の鍵を収納するためのケースがクローシュです。
この3つは、ケリーらしさを醸し出している重要なパーツです。
四隅に配置された鋲
エキゾチックレザーのなかでも大変貴重なクロコダイル、ニロティカスのケリーバッグ
ケリーは、エルメスがこだわった高品質な素材のみを使用しています。
ケリーの定番素材には、トリヨンクレマンスやトゴがあります。
革・トリヨンクレマンス カラー・クレのケリーバッグ
革・トゴ カラー・ゴールドのケリーバッグ
革・ボックスカーフ カラー・ノワールのケリーバッグ
貴重なアリゲーターのトリコロールケリー
ケリーは素材、カラー、サイズの組み合わせでその印象を大きく変えます。
ケリーには落ち着いたイメージの定番色から、華やかなピンクのローズテキサス、さわやかなイエローのジョーヌナプルと、幅広いカラーバリエーションがあります。
左からゴールド、エトゥープ。どちらもベーシックカラーの人気色
サイズ展開豊富なケリー。日本で主に流通しているのはケリー25~40
また、ケリーはサイズ展開も豊富です。最も小さいケリー25はスマートフォンや財布が入るサイズですが、ケリー35になるとA4サイズの書類もしっかり収納できます。ケリー25よりも小さいミニミニケリーや、小旅行用にも使えるケリー50などのサイズもありますが、日本で主に流通しているのはケリー25~40です。
フォーマルな場面でケリーを持ちたいと望む方がいるその一方で、「ケリーは普段使いできないのかな?」「せっかく購入するならたくさん使いたい」と考えている方も多いようです。
ケリーを普段使いしたいと思う背景や、「ケリーは普段使いには似合わない」と感じる理由について解説いたします。
お子さまの卒業式や入学式、結婚式への参列などを目的に、ケリーバッグを購入する方は多いものです。ケリーを普段使いしたいと考えている方の多くも、最初から普段使いを目的にされている方は少ないのではないでしょうか。
普段使いしたいと思うようになった背景には、目的のシーンで使用したあとに、特に使用シーンがないことが挙げられます。ケリーを使う機会が減ると、「せっかく購入したケリーがもったいない」「普段使いもできたらいいのに…」と考える方が多いようです。
また、海外にはケリーを普段使いしているセレブリティーもおり、その方たちに憧れて普段使いしたいと考える方もいます。
普段使いしたいと思ったきっかけはさまざまですが、共通しているのは「ケリーが大切でお気に入りのバッグだからこそ、もっと使う機会を増やしたい」という思いです。
普段使いしたいと考える方がいる一方で、ケリーは普段使いには似合わない、と考える方ももちろんいます。
ケリーが普段使いに合わないと感じる理由は、次の通りです。
ケリーはその洗練されたデザインから、フォーマルシーンにはふさわしいものの、カジュアルな服装とは合わせにくいと感じる方もいらっしゃるようです。
ケリーにはクロアやカデナといったパーツがあり、バッグを開け閉めする場面が多い日常では、めんどうだといった意見もありました。
また、ケリー自体が使いづらいとの声もあります。高級でなおかつ耐久性のある素材を使用しているケリーは、バッグ自体が硬く、使いにくいと感じる方もいます。エルメスの人気バッグであるバーキンと比べると、実用性に難があるという印象を持っている方もいるようです。
ケリー自体の重さも、日常使いに向かないとされる理由の1つです。革を使用しているケリーは、どうしてもバッグ自体に重さがあります。荷物が多くなりがちな普段のお出かけでは、重さが気になるようです。
さまざまな理由から普段使いには向かないと感じている方もいるケリーですが、ちょっとした工夫でカジュアルに使うことも可能です。
ケリーを普段使いするには、素材やサイズの選び方、アレンジなど、いろいろなポイントがあります。持ち方に工夫をして、カジュアル感を出した使い方をしている方もいます。
ケリーを日常で使う、選び方のポイントやちょっとしたコツをご紹介します。
ケリーは素材やカラーに豊富な種類があります。素材やカラー、またはその組み合わせによっては、カジュアルな装いに似合うケリーもあるのです。
革・エプソン カラー・ブルーフリーダのケリーバッグ
普段使いでは重さが気になるとの意見もありますが、ヴォー・エプソン素材を選べば比較的軽量で持ち運びやすくなるでしょう。また、フォーマル、カジュアルどちらでも合わせやすい素材のため、さまざまなシーンで使えます。
カラーも、ケリーの印象に大きく影響します。フォーマルシーンではブラックやゴールドなど、落ち着きのあるカラーが人気ですが、カジュアルに持つならカラフルなケリーがおすすめです。明るいブルージーンやオレンジのケリーは、ファッションのアクセントとしても取り入れられます。
また、フォーマルな場面よりもカジュアルなシーンで使いやすいサイズのケリーもあります。特にミニケリーや小さめサイズのケリーなら、よりカジュアルファッションに合わせやすいため、普段使いに向いているといえます。
左・外縫いは角に張りがあり、よりフォーマルな印象 右・内縫いはやわらかな丸みがあるのが特徴
エルメスでは職人が1つ1つ手作りでバッグを仕上げています。ケリーには、外縫いと内縫い、2種類の縫製方法があります。
縫い目が表に出ている外縫いのケリーは、角に張りがあり、よりフォーマルな印象を強く与えます。内縫いは、縫い目が中に入っていて見えない縫製方法です。ケリー全体の形も外縫いと比べると、やわらかな丸みがあります。
フォーマルやビジネスの場面では、内縫いより外縫いが適しています。普段使いするなら、やわらかな印象の内縫いが向いているでしょう。
大きさ、素材、カラーが同じケリーでも、内縫いか外縫いかでバッグの印象は変わります。カジュアルにケリーを使いたいと考えているなら、カラーや素材だけでなく、縫製方法にもこだわってみるといいかもしれません。
オリジナリティーを愉しめる、ケリーのツイリーアレンジ
普段使いでカジュアルにケリーを持つときは、そのまま持つのではなく、アレンジを加えてみるのもおすすめです。
ケリーのハンドル部分にツイリー(エルメスの細長いスカーフ)を巻いて持っているのを見かけたことはありませんか?
ケリーのハンドル部分は、どうしても傷みやすい部分のため、汚れや傷の防止としてツイリーを巻いている方もいます。また、ツイリーを巻くとカジュアルな見た目になるため、より普段使いしやすくなるのです。
ストラップを付けて肩掛けにするのも、両手が空いてカジュアル感が出ます。小さめサイズのケリーを選んで肩掛けやななめ掛けにすると、よりカジュアルな印象になります。
クロアやカデナといった特徴的なパーツのあるケリーに対しては、「開け閉めが不便」という声もあります。しかし、あえてクロア部分を開けたまま、カジュアルに持っている方も増えています。
このように、きちんとした印象のケリーも、ちょっとした工夫でカジュアルな印象に変わります。普段からケリーを持ち歩きたいと考えている方は、ぜひ参考になさってください。
ケリー25 外縫い ライム
ケリーバッグはフォーマルな場面に適しているバッグですが、アレンジや素材、カラーのチョイスによってはカジュアルシーンにも合わせられます。
使う機会があまりないことから購入を迷っている方は、普段使いもぜひ視野に入れてみましょう。きっとケリーバッグの新たな魅力に気付くことができるはずです。
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