グランドセイコー(GRAND SEIKO)オートマティック Ref. SBGR069
スタッフ奈良 所有
今回は、ジャックロードの通販統括主任である奈良さんにインタビューしました。所有しているのはグランドセイコー(GRAND SEIKO)のオートマティックRef. SBGR069。
世界が認める国産時計の最高峰・グランドセイコー。年々変わっていくライフスタイルにしっかり寄り添ってくれるという、その魅力について詳しくお話を伺いました。
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グランドセイコー(GRAND SEIKO)一覧
名前 奈良 陽介
社歴 14年目
所属 ジャックロード/通販統括主任
家族 妻と子供3人の5人家族
現在所有している腕時計
グランドセイコー オートマティック
ロレックス デイトナビーチ
A.ランゲ&ゾーネ ランゲ1
ユンハンス クロノグラフ
手首サイズ 約16.0cm
―― 今日はよろしくお願いします。
奈良 こちらこそ、よろしくお願いします。せっかくお見せする時計がこんな傷だらけですみません。
―― いえいえ、そんなことは・・・って、これはかなり使い込まれていますね。
奈良 はい。5年ほど前に購入して以来、ほぼ毎日着けてます。
―― まさに“愛用時計”なんですね。5年前の奈良さんといえば(ロレックスのデイトナビーチなど)主役級の時計をおしゃれに着けこなしているイメージだったので、グランドセイコーというチョイスも含め、ちょっと意外な気がしています。
奈良 確かに若い頃は何でも派手なものが好きでした。わかりやすく、車ならアメ車、腕時計なら舶来ものの金無垢や色モノという感じで。同じ30万円出すなら、国産じゃなくてオメガから選べるじゃないか、という思考パターンでしたね。
―― この数年で、何かしら心境の変化があったと?
奈良 5年前、セイコーの盛岡工場で行われた2泊3日の研修に参加したんです。滞在中のミュージアム見学や、講義、オーバーホールなどの実技を通して、セイコーの歩んできた歴史やモノづくりの姿勢に開眼させられました。日本人として、世界に誇れる国産の時計を一つはほしいと思っていた時に出会ったのがこの時計でした。
―― それまで愛用していた時計は着けなくなった?
奈良 ええ。でもそれは、ほかの時計に魅力を感じなくなったからというわけではないんですよ。今の自分の生活だと、どの時計を着けようか毎日考えるのが煩わしいほど忙しいというのが実際のところ。
上の子が小学校に入って、下の子二人は幼稚園。毎日が嵐のようだった頃に比べたらひと息ついた感じはありますが、それでもまだ自分のことに構う余裕はほとんどない日々です。
―― お子さん3人だと、朝は相当忙しいでしょうね。イケメンの上に、もしかしてイクメンでもある?
奈良 平日はゴミ出しして、子供たちの朝食を作って、洗い物して、夕食のための米炊いて、掃除機かけて、うちの辺りは通学路の交通量が多くて心配だからまず上の子を小学校へ連れて行って、帰ってきたら下の子たちをママチャリの前と後ろに乗せて幼稚園に連れて行って、合間に窓の結露を拭いたりしながらそのあと会社に出社してます。
―― イクメンの域を超えてるじゃないですか。
奈良 分単位で行動して、自分の飯は立ったまま食べてますよ。
―― なるほど。そんな今の奈良さんのライフステージに、このグランドセイコーはぴったりだということですね!
奈良 本当にそれです。この時計はシーンを選ばないのでとても重宝してます。
―― 具体的に、この時計が使いやすい点を挙げるとどういったところでしょう?
奈良 自分にとって、時計はファッションの一部です。できればスーツやネクタイ、靴とともに腕元も色合いや風合いをマッチさせたいと思っています。まずこのグランドセイコーのように白系の時計だと、どんなスタイルでも考えずに合わせられるんですよね。
細かいですが、自分の場合ブラウン系のスーツスタイルの時に小物で“黒”が混じるのは嫌なので、フェイスや革ベルトがブラックの時計は自分にとって“何も考えずに合わせられる時計”ではなくなってしまうんです。
奈良 それ以外にも、革ベルトだと暑い日は躊躇しますがメタルブレスなら季節も気にしなくて大丈夫だし、フォーマルな顔立ちもビジネス向き。冠婚葬祭も問題ないですね。シンプルながら立体感のある造形や、青い針も気に入ってます。機械としての信頼性も申し分ないです。
―― 奈良さんのようにずっとスタイルや持ち物にこだわってきた上で、たどり着いたのがグランドセイコーというのはとても参考になりますね。
ーサイズ感はどうですか?前回お話を伺った赤垣さん(愛用時計/チューダー プリンスデイトデイ)は、奈良さんと同じ腕回り16cmほどで36mm径がしっくりくるとおっしゃってましたが、これはそれよりも一回り大きいですね?
奈良 この時計は39mmですね。大きすぎず小さすぎないサイズで使いやすいです。
自分も純粋に“ドレスウォッチ”というくくりで考えれば、36~7mm径が綺麗に着けられるかなと思います。ただ、小径で薄さをウリにしてる時計だと半袖Tシャツにジーンズみたいなスタイルに合わせた時、腕元がちょっと貧弱に感じるんですよね。
この時計の場合、顔立ちはフォーマルですがほどよく厚みがあるのでバランスがよく、プライベートでも重宝してますよ。
―― すごい!確かに全シチュエーションOKの素晴らしい時計ですね。グランドセイコーの標榜する「最高の普通」というのは、まさにこういうことなのかもしれませんね。
奈良 そうですね。価格も中古であれば30万円前後で買えるのでコストパフォーマンスも優れていると思います。これと同じような時計では、オメガのシーマスターアクアテラは形や雰囲気が似ているので、接客時にお客様におすすめすることが多いですね。
左がグランドセイコー Ref.SBGR069/右がオメガ シーマスターアクアテラ クロノメーター マスター コーアクシャル Ref.231.10.39.21.02.002
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―― ところで20代、30代で買った歴代の時計は今はどうしてるんですか?
奈良 今は着けないけど、大事に取ってありますよ。
―― 冒頭で、昔は派手な時計が好みだったとおっしゃってましたが、その頃を振り返ってみて今何か思うことはありますか?
奈良 ジャックロードに入社1年目、20代の半ばでランゲ1を買ったりしたので、もしかしたら周囲には生意気に映ったかもしれませんが、今振り返ってみても「買える時に好きなものを買っておいてよかった」と強く思います。人生のステージが進むと、ほしいものを自由に買えない局面が必ず出てきますから。
奈良 もちろん、値段が上がってしまったので結果的に買っておいてよかったというのもあります。でも一番よかったことは、時計を買うという過程そのものがすごくいい経験や勉強になったこと。
知識を得るために本を読むのと、実際に買おうと思って調べたり比較したりするのでは熱の入り方が違います。そのブランドについてはもちろん、目当てのモデル以外のものと比較したり、同じレンジの別ブランドも検討したりと、それはもう真剣に悩む。真剣に悩んで買ったからこそ実際に着けてみて思うところもあるし、その後の時計選びや接客にも経験が活きていると思います。
―― また時間に余裕ができた時が楽しみですね!
奈良 そうですね。今は子供に全力。でもいずれはまた、好きな時計を並べて楽しむ時間や心の余裕を持ちたいですね。
―― それでは最後の質問。奈良さんがいつかほしいと思う、憧れの時計は?
奈良 やっぱりA.ランゲ&ゾーネやブレゲの時計には憧れがありますね。ランゲの一風変わったモデルで「ツァイトヴェルク」というのがあるんですけど、ちょっと気になってます。
奈良 好みの分かれる時計というか、自分も最初見た時はなんかヘンな時計だなと思ったんですけど、逆に気になって目が離せなくなりました。まあ1千万円級の時計なので真剣に悩むようなスタンスではないですが(笑)
―― いろいろお話を聞かせていただきありがとうございました!
コーディネートはまず靴から決めるという奈良さん。愛用の靴はなんと20足以上!若い時からコツコツと質の良いものを買いためて、大事にメンテナンスしながらローテーションしているので、「ここ10年くらい新しいものは買ってないけど問題ない」のだそうです。
持ち物やスタイルにこだわりを持ち、自分が好むものを買い揃えてきた奈良さんも、今は個人の趣味は封印。全力でお子様に向き合う姿勢には心から感銘を受けました。お話を聞いて改めて愛用のグランドセイコーを拝見すると、無数のキズも忙しい日々を支えてくれている証のようで、そんな絶対的な信頼をよせる愛機との関係を羨ましくさえ思います。
「最高の普通」「実用時計の最高峰」をブランドコンセプトに掲げるグランドセイコー。スイス勢がひしめく高級時計市場において燦然と存在感を放つ、日本を代表するブランドです。
日本らしい繊細さで光や陰影を捉えたデザインコード、それらを表現する洗練された設えや丁寧なものづくりの姿勢は世界中の時計愛好家から高く評価されており、アメリカのラグジュアリー市場をはじめ、ますますグローバルに存在感を増しています。
「時を計る」という時計の本質においてもスイス公認のクロノメーター企画よりも厳しい独自のGS(グランドセイコー)規格を設け、“偉大な”という名に恥じない精巧なムーブメントが世界でも高く評価されているグランドセイコー。
メカニカルムーブメントの「9Sメカニカル」、究極のクオーツと名高い「9Fクオーツ」、メカニカルとクオーツを融合させた独自ムーブメント「9Rスプリングドライブ」はその高度な技術力の結晶として、ブランドの屋台骨を支えています。
2017年には文字盤から“SEIKO”のロゴが消え、12時位置にGSロゴと“Grand Seiko”のブランド名のみが記載されるようになりました。“セイコーの中の高級モデル”ではなく「グランドセイコー」として、日本を代表する高級ブランドへの新たな一歩を踏み出したのです。
今後も世界への躍進をみせるグランドセイコーから目が離せません。
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【撮影ロケーション協力】
COFFEE STAND OSSAION
中野 コーヒースタンド オサイオン
中野ブロードウェイの近くに佇むテイクアウト専門のコーヒースタンド。
ジャックロードスタッフもこよなく愛する、香り高い本格的なコーヒーが揃う専門店です。
OSSAION公式インスタグラムは
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。