200本を超える個性豊かなヴィンテージウォッチコレクションを誇るベティーロード。その中から“自分だけのとっておきの1本”を、一緒に探してみませんか?
今回はヴィンテージウォッチをこよなく愛するベティーロードスタッフのわたくし上村が、特におすすめしたい1970年代製のロレックス チェリーニ Ref.5109をご紹介いたします。
当店オンラインストアの商品販売ページだけではお伝えしきれない魅力を、さまざまな角度からの写真を交えて解説しております。
ぜひ、お買い物の際の参考になさってみてください。
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この記事を書いたのは…
上村(UEMURA)
ジャックロード・ベティーロードのWEBサイト運用スタッフ。CWCウォッチコーディネーター。ベティーロードの公式Instagramでは“天の声”役で毎週金曜日のインスタライブに出演中!愛用時計10本のうち、気が付けばヴィンテージウォッチが半分を占めていた愛好家のはしくれ。
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今回ご紹介するのは、ロレックスのドレスラインであるチェリーニのヴィンテージモデル。1970年代前期頃に製造された1本です。
“1970年代前期頃に製造されたロレックス社のドレスライン「チェリーニ」。デイトジャストとは雰囲気の異なるデザインも魅力的で、エレガントさが際立ちます。ケース径約27の大きめフェイスが視認性も優れ実用性があります。14mm幅のベルトはクロコダイル製、マット仕上げのワインカラーになります。尾錠はロレックス純正金張り製10mmです。こちらの革ベルトは国内で製造し、職人がひとつひとつ丁寧な縫製に拘り作り上げた、ベティーロードオリジナルの新品をお付けしております。メンテナンス済み”
( 当店オンラインストア商品ページ より引用)
※こちらの時計は、本記事の撮影時とは異なるストラップを装着して販売しております。
※こちらのヴィンテージウォッチは1点もののため、すでに販売済みの場合はオンラインストアから商品ページが削除され、ご覧いただけなくなります。あらかじめご了承ください。
さて、チェリーニはロレックスの中でも非常に歴史の長いコレクションで、その歴史は1928年まで遡ります。
ルネサンス時代のイタリアの偉大な芸術家、ベンヴェヌート・チェッリーニ(Benvenuto Cellini)をご存じでしょうか?チェッリーニは彫刻家、金細工師、画家、音楽家と多方面で才能を発揮した芸術家で、その作風は壮麗にして優美。詩的な情緒と繊細な美しさに満ちていました。
その素晴らしい作品群に敬意を表して創作されたのがロレックスのチェリーニです。
ロレックスの代名詞ともいえるオイスターケースを使用しないのが、チェリーニの伝統。ヴィンテージモデルにおいてはほとんど非防水ケースが採用されており、デザイン的な制約を受けなかった分、自由な発想で非常に豊かなバリエーションが展開されました。
素材に18Kゴールドを用い、基本的にステンレスモデルをラインアップしないこと、文字盤にCelliniと美しい筆記体で記されていることも、チェリーニに共通するポイントです。
それではさっそくこちらの時計を詳しく見ていきましょう。
非常に端正な顔立ちが魅力的。角度によってはうっすらとゴールド味を帯びるシルバーカラーのダイヤルに、艶やかなクラウン、インデックス、時分針の立体感が繊細な陰影を生み、美しさを際立たせます。
Celliniの筆記体レターもエレガントで良い雰囲気です。
ダイヤルはロレックスの得意とするサンレイ仕上げ。光の下で見ると中央から放射状に広がる繊細なヘアラインが浮かび上がります。
角度によって表情を変える、シンプルながら見ていて飽きない文字盤です。
ドレスウォッチといえば、時計の厚みが抑えられスマートに腕元に収まることが絶対条件。こちらの時計も、横から見るとその薄さがよく分かります。
表側はフラットな印象の時計ですが、ラグに角度がつけられており、革ベルトは時計から手首にかけて滑らかに沿うようになっています。
りゅうずのギザギザはあまり摩耗しておらず、クラウンマークがしっかり残っているのもポイント。とても状態が良いです。
尾錠もロレックスのオリジナル。爪のように飛び出したクラウンマークが可愛らしく、ヴィンテージロレックスの人気ディテールの1つでもあります。
現行ロレックスだと、革ベルトのモデルはラインアップされていないので、余計にヴィンテージらしさを感じるパーツではないでしょうか。
残念なことに、最近はこのロレックスオリジナル尾錠も流通が少なくなってきています。
時計の裏ぶた、尾錠の裏側には18Kゴールドを表す天秤のホールマークが刻まれています。前述した通り、チェリーニといえばゴールド無垢が使われている贅沢な時計。さりげなく漂う重厚感と気品は、やはり金時計ならではです。
ヴィンテージウォッチだと金張りの尾錠が使用されていることもありますが、こちらはしっかりと18Kゴールドで作られています。
裏ぶた側から見てもヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げが部位によって使い分けられ、美しいコントラストを描いています。気品が求められるドレスウォッチらしく、見えないところまで手間暇がかけられていることが伝わってきますね。
さて、それでは実際に着用してみたいと思います。
手首回り約15cmの場合の着用イメージです。
27mmのケース径は、ベゼルがほとんどなくダイヤルが大きく取られたデザインなので、しっかりと視認性を確保しています。
ヴィンテージのレディースロレックスは15mm径前後の小ぶりなサイズが主流であることを考えると、しっかりしたサイズ感で現代の女性には合わせやすいでしょう。
落ち着きのある上品な色味のイエローゴールドなので、派手な印象は全くなく、着けにくいようなシチュエーションがあまり思い浮かばない時計です。
コーディネートに華やぎを添えるワインカラーの革ベルトは、マットな仕上げでゴールドの艶めきとの対比がおしゃれ感抜群。
こちらのようにシンプルな時計は、合わせるベルトのカラーや素材によっても大きく印象を変えますので、愛用しながらさまざまな組み合わせを楽しんでいただくのがおすすめです。
※こちらの時計は、本記事の撮影時とは異なるストラップを装着して販売しております。
半世紀前に作られた時計とはいえ、時代を選ばない普遍的なデザインで、かつ全体的にコンディションがいいため、現行の高級機といっても通用する雰囲気があります。
よく見ると実はロレックスのヴィンテージモデル、というのがこだわり派の上級者らしく、心をくすぐるポイントになるでしょう。
ヴィンテージウォッチとの出会いは一期一会。長い年月を経て刻まれてきた表情には、1つ1つ個性が感じられ、いかにテクノロジーの進化した現代であっても再現できない独特の空気を纏っています。
こちらの時計の美しい佇まいが心の琴線に触れましたら、ぜひお早めにご検討くださいませ。
ほかにもヴィンテージウォッチの魅力について記事で解説しておりますので、ぜひあわせてお読みください。
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