ケリー25と28はどっちを選ぶべき？購入前に確認したい3つのポイント

洗練されたシルエットと高品質な革素材が人気のエルメスのケリーバッグ。なかでも、サイズ25と28は人気が高く、なかなか手に入りづらい希少品です。その一方で、運よく在庫を見つけたとしても「どっちのサイズを購入しようか」と迷う方も少なくありません。ケリー25と28は横幅たった3cmの違いですが、容量や見た目の印象は大きく異なります。

こちらの記事では、ケリー25と28について違いを「使いやすさ」「人気」「価格」の3つの面から分かりやすく紹介します。どちらにしようかお悩みの方はぜひ参考になさってください。

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ケリー25と28の違いを5つのポイントから解説！

ケリー25と28のどちらが使いやすいかは、人によって異なります。ここでは、サイズをはじめとする5つの点から、購入する前におさえておきたい違いを詳しく解説いたします。

それぞれの特徴を踏まえ、どちらのサイズがご自身に合うかぜひご確認ください。

サイズの違い

エルメスのバッグのサイズは、横幅の長さで表されます。ケリー25は横幅が25cm、ケリー28は28cmです。

ケリー25と28の寸法は以下の通りです。

また、ケリーには外縫いと内縫いの2種類の仕立てがあり、同じサイズでも実際の寸法が異なります。内縫いはステッチを中に織り込むため、同じサイズの外縫いのケリーに比べて、見た目は1㎝ほど小さくなります。

容量と収納力の違い

ケリー25と28では寸法が異なるため、容量や収納できるものにも違いが生まれます。

ケリー25は小ぶりながらも、手帳や財布、スマートフォンなど必要最低限の荷物がきれいに収まります。500mlのペットボトルが横置きでちょうど入る大きさのため、持ち運ぶ荷物が少ない方ならばケリー25で十分と感じるかもしれません。

ケリー28は500mlのペットボトルを縦に入れてもフラップがしっかり閉まるため、より実用的なサイズといえます。メイクポーチやA5サイズの手帳・財布・スマートフォン・小さめの折り畳み傘なども収まるため、持ち運ぶ荷物が多い方はケリー28のほうが使いやすいでしょう。

寸法は内縫いよりも外縫いのほうが大きいですが、同じものを入れて比較すると、内縫いのほうが容量に少しゆとりがあります。

見た目の印象の違い

一般的に、サイズが大きいほどバッグの存在感は強くなります。ケリー25と28の横幅は数cmの違いですが、両者を比べると大きさがひと回り以上異なります。

ケリー25はコンパクトな見た目が可愛らしく、小柄な方でもバランスよく持つことができる点が人気です。サイズ感を生かしてファッションのポイントにしたり、落ち着いた色合いを選んでコーディネートに馴染ませたりと、幅広いシーンで活躍できるサイズです。

一方、ケリー28は数あるサイズのなかでも縦横の大きさの差が小さく、どこから見てもエレガントな台形フォルムといわれています。小柄な日本人女性のスタイルにも合い、ストラップを使用して斜め掛けをしても収まりよく見えます。

また、ケリーバッグではサイズの違いに加え、内縫いと外縫いでも見た目の印象が異なります。

やわらかい雰囲気が好きな方は内縫いを、ケリー本来のフォーマルな形が好きな方は外縫いをぜひ検討してみてください。

肩掛けした際の着用感の違い

25サイズからストラップが付属しているケリーは、ショルダーバッグとしても使用できます。

フォーマルな印象が強いケリーでも、肩掛けや斜め掛けで使うことで、品を保ったままカジュアルダウンが可能に。ストラップを付けたままハンドル持ちをしたり、別のストラップを付けて雰囲気を変えたりと、持ち方を楽しめるのもケリーの魅力です。

ストラップの長さはバッグのサイズにより異なりますが、ケリー25と28はどちらもおよそ93cmほどです。

ストラップの長さの調整はできないため、使用者の身長や使い方により印象が異なる点には注意しましょう。

ケリー25ならば、身長160cmの方が肩掛けで使用する際に、ちょうど使いやすい位置にバッグがきます。

身長165cmの方の場合、肩に掛けたときに使いやすいサイズはケリー28です。160cmの方が28を持つ際は、斜め掛けにすると物の出し入れがしやすいでしょう。

身長が170cm以上の高身長の方は、ケリー25よりも28の方が身長とバッグのバランスがとりやすいといわれています。

使用シーンの違い

ケリー25も28も、さまざまなシーンで活用できる、高い汎用性を持つサイズです。カラーバリエーションや素材も豊富なため、使用目的に合わせて選ぶのも、一目惚れして購入したケリーをどのようなシーンに使うか考えるのも楽しいでしょう。

ケリー25は容量は小さいものの、小ぶりでシンプルなフォルムが和装にも洋装にも馴染みます。格式高いシーンでは定番カラーであるブラックやネイビー、グレー系などの色を、入学式や結婚式などのハレの日には華やかな色を選ぶのもおすすめです。

ケリー28は25に比べ収納力も大きく、ビジネスや日常で使いやすいサイズです。バッグの寸法も25より大きいため、ケリーの特徴である美しい台形フォルムを際立たせることができるでしょう。フォーマルな印象を残したいシーンでも活躍するサイズで、落ち着いた色合いのブラックやエトゥープ、グレー系のカラーの人気があります。

ケリーはフォーマルシーンにしか使えないと考える方も多いですが、工夫次第でさまざまファッションに合わせられます。

ストラップを変えたり、ツイリーやアクセサリーを付けたりすることで、ケリーの品の良さを残したままカジュアルダウンも可能。コンサバ・カジュアル・モード系など幅広いスタイルにマッチします。

ケリー25と28はどっちのサイズが人気？

ケリー25と28はフォーマルにもカジュアルにも合わせやすく、ファッションの統一感を邪魔せずに存在感を放つサイズです。さらに、小柄な女性でもスタイル良く見えるサイズのため、日本をはじめアジアでの人気が高まっています。

ここからはケリーバッグの人気の理由と、25と28サイズではどちらの需要が高いのか解説していきます。サイズ選びでお悩みの方は、ぜひ「人気の高さ」という点にもご注目ください。

ケリーはどのサイズも希少性が高い

エルメスのケリーバッグは、サイズを問わず世界中で人気があります。その理由は主に次の通りです。

ケリーの需要は高いですが、エルメスでは職人が手作業でバッグを作っているため、供給が追いついていません。さらに素材の値上がりや世界情勢なども、ケリーの生産数に影響を及ぼしています。

そのため、ケリーはどのサイズも希少性が高く、流通量が多くありません。エルメス直営店でもなかなかお目にかかることができず、好みのバッグを探すために店舗に通う方もいるほどです。

なかでも、特にケリー25と28は日本やアジアでの需要が高く、絶大な人気を誇ります。

日本やアジアでは25と28が人気

ケリー25はミニマリストの流行に乗じて、20～30代女性から人気が高くなっています。ある程度のものならば入れられる収納力の高さと、可愛らしい見た目が人気のポイントです。

特にケリー25は小柄な方でもバランスよく持てて、全身がスマートに見えることからアジア圏の方からの人気が高いサイズです。最小限のアイテムとカラーを組み合わせたシンプルなミニマルルックの流行も、ケリー25の人気を後押ししています。

その一方、ケリー28はバッグの存在感がケリー25よりも強いです。お財布やスマートフォン、ポーチが入る大きさのため、ビジネスから日常使いまで幅広く活用でき、人気があります。

長年、ケリー28が定番サイズとして一番人気でした。ファーストケリーとして選ばれることも多く、今も幅広い年代から需要があります。しかし、近年のミニバッグの流行により、ケリー25の人気も急上昇しており、どちらのサイズも入手困難だといわれています。

ケリー25と28の価格は？どっちが高く売れる？

希少性が高いケリーバッグのなかでも、25と28は特に人気が高いサイズです。エルメス直営店でも店頭に並ぶことは少なく、入荷しても顧客に優先的に紹介されるといわれています。

ここからは、ケリー25と28のメーカー希望小売価格と二次流通市場での価格を確認するとともに、仮に手放す際の買取傾向についてもチェックしておきましょう。

エルメス直営店での定価

ケリーバッグのメーカー希望小売価格は頻繁に改定され、値上げ傾向にあります。

値上げは原材料の高騰や不安定な世界情勢によるものですが、日本国内では円安の影響もあります。ほかにも世界的に流行したコロナウイルス感染症により生産が一時的にストップしたことも影響し、未だに供給が需要に追いついていない点も値上げの理由の1つです。

エルメスの値上げは、2021～2024年の間は毎年1～2回行われています。そのため、今後も引き続き値上げされることが予想されます。

2024年2月時点の、エルメス直営店でのメーカー希望小売価格は以下の通りです。

現在、ケリーバッグの流通量は非常に少ないため、エルメス直営店で購入できる機会は滅多にありません。また、エルメス直営店ではケリーとバーキンに購入制限が設けられています。1人につき年間最大2つまで購入が可能です。

二次流通市場での価格

日本ではミニケリー、ケリー25、28、32のサイズに人気が集まっています。しかし、希少価値が高く、エルメス直営店での購入には制限があるため、二次流通市場でケリーを求める方も少なくありません。

二次流通市場での価格は、商品の状態や年式、市場ニーズなどに応じて変わります。状態が良いものや限定モデルなどは、メーカー希望小売価格以上の高い価格で取引されることがほとんどです。また、一般的にメーカー希望小売価格が上がると、二次流通市場での相場も上がる傾向があります。

二次流通市場と聞くと中古品をイメージされる方も多いですが、新品の取り扱いも含まれます。当店ベティーロードは並行輸入店のため、新品のケリーバッグも豊富に取り扱っております。

ぜひ当店ベティーロードのケリーのラインアップをチェックしてみてください。

中古品としての買取価格

ケリーバッグは全体的に流通量が少ないため、中古でも高額で取引されます。特にケリー25と28は人気が高まっており、状態がよければメーカー希望小売価格以上の高価買取も期待できるでしょう。

ただし、ケリーの色や素材により、人気の変動が激しい点には注意してください。ケリーバッグを資産として購入したい方や、購入後に売却する可能性がある方は、人気の変動があまりない定番の素材やカラーを選んではいかがでしょうか。

また、クロコダイルやアリゲーターなどのエキゾチックレザーの素材や、短期間で価格が高騰する流行色も存在します。購入したケリーの売却をお考えの方は、買取相場の動きをチェックすることが大切です。

まとめ

ケリー25と28は近しいサイズではありますが、実際の容量や使用感は大きく異なります。こちらの記事では「使いやすさ」「人気」「価格」の3つの面から、ケリー25と28の違いを分かりやすく紹介しました。

どちらのサイズにしようかお悩みの場合は、ぜひこちらの記事を参考に、ご自身に合ったケリーをお選びください。

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