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2023/2/26

クオーツとは?圧倒的精度を誇るクオーツ時計を徹底解説!

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クオーツとは?圧倒的精度を誇るクオーツ時計を徹底解説!

手元で正確な時を刻んでくれる便利な腕時計。腕時計の針を動かすためにはエンジン(動力源)が必要です。このエンジンのことをムーブメントといいます。

腕時計のムーブメントは「機械式時計」と「クオーツ式時計」の大きく2つに分けられます。今回はクオーツ式時計について詳しく解説するとともに、バリエーション豊富で使い勝手の良いクオーツ式時計のおすすめモデルを厳選してご紹介します。

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ベティーロード(BETTYROAD)
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1.クオーツの腕時計とは?

クオーツ式時計のクオーツとは水晶のこと。メジャーなパワーストーンとして知られ、ジュエリーや印材などにも使われる石です。

時計の針を正確に運針するためには、時計の内部に1秒を1秒として計測するための基準が必要となります。例えば振り子の壁掛け時計の場合は、振り子の等時性(振り子の揺れが一往復する時間は、おもりの重さや振れる幅に関係なく一定であること)を応用して調速しています。

時計の心臓部「てんぷ」
時計の心臓部「てんぷ」

機械式時計の場合は、正確に時間を刻むためにあるのがてんぷと呼ばれる部分です。これも振り子の等時性を応用しており、てんぷの中にあるひげぜんまいが伸びたり縮んだりすることでてんぷを規則正しく左右に揺らし、正確に1秒を刻むもととしています。

その役割を水晶に置き換えたのがクオーツ式時計です。水晶には電圧をかけると正確に振動するという性質があります。クオーツ式時計の中にはU字型をした「水晶振動子」と呼ばれる部品があり、電流を流すことによって起きる規則的な振動を振り子の代わりにしているのです。

水晶は電流を流すと1秒の間に数万〜数百万回振動します。その振動をIC回路が正確に検知して1秒間に1回の電気信号に作りかえ、その電気信号によって歯車が1秒間に1回だけまわるような仕組みになっています。

クオーツ式も大きく2つに分けることができ、時針と短針、秒針などで時間を示す時計をアナログクオーツ、液晶に数字で時間を示す時計をデジタルクオーツといいます。

2.クオーツの歴史

高い精度を誇るクオーツ式時計。ここではクオーツ誕生から現在に至るまで、どのような歴史を歩んできたのかを詳しく解説していきます。

基本原理はアメリカ発

水晶などの結晶体に電圧をかけると正確に振動する性質があることは、フランスの物理学者であるピエール・キュリー(キュリー夫人の夫)とその兄のジャックによって1880年に発見されました。

1927年、これをもとにクオーツ式時計の基本原理をアメリカの研究者マリソンが考案し、試作を行います。日本では1937年に古賀逸策が国産第1号のクオーツ式時計を開発しました。水晶振動子の正確な振動数を調速の基準にすることで、飛躍的に精度が高まったのです。

初めてクオーツ式時計が採用された東京オリンピック

クオーツの機構を小型化し、初めて腕時計に搭載することに成功したのはセイコーでした。セイコーは1964年の東京オリンピックで公式スポンサーになるべく、クオーツ式時計の開発に熱心に取り組みます。

1959年に放送局用の時計として納入した水晶時計は大型ロッカーほどの大きさがありましたが、1964年には卓上型のクリスタルクロノメーターを発売します。東京オリンピックは、クオーツ式時計による精度の高い計測を成功させた史上初のオリンピックとなり、「世界のセイコー」のフレーズとともに世界中にその名を轟かせました。

世界初のクオーツ腕時計の誕生

セイコーは1969年12月25日に世界初のクオーツ腕時計、セイコー クオーツ アストロンを発売します。それまで高精度な機械式腕時計で日差数秒~数十秒だったのに対し、アストロンは月差±5秒という精度を実現。1970年4月に行われたバーゼルフェアでは、ラドー、ブローバ、ユニバーサル、オメガなど数社がクオーツの腕時計を出展し、まさにタッチの差でセイコーの勝利となりました。

ちなみにこのアストロンは当時の価格で45万円。当時、大学卒の初任給は3万円ほどの時代でしたから、現在の感覚では300万を軽く超えるような超高級時計というイメージでしょうか。記念すべき初のクオーツ腕時計、クオーツ アストロンは、米国スミソニアン博物館に永久展示されています。

セイコーは特許権利化した技術を公開し、クオーツ腕時計は劇的に普及していきました。クオーツムーブメントは工場で効率的に大量生産され、量産化によるコストダウンが急速に進み私たちの生活に浸透していったのです。

さらなる進化を遂げるクオーツムーブメント

クオーツの技術は昨今ますます進化を遂げています。ソーラー発電により自然エネルギーのみで駆動するもの、GPS衛星などから電波を受信することで正確な時間に補正する機能を持った電波時計などが次々と登場しています。

3.機械式時計との違いは?クオーツのメリット・デメリット

日本のメーカーが牽引してきたクオーツの腕時計。クオーツにはどのような特徴があるのでしょうか?機械式との違いを比較しながらメリットとデメリットを説明します。

クオーツのメリット

クオーツの腕時計には以下のメリットがあります。

 メリット①  精度が高い
クオーツの最大のメリットはなんといっても圧倒的な精度の良さ。時計は調速機構がハイビート(高振動)のものほど安定して精度が高くなります。

機械式の場合、てんぷの振動数は一般的には5~6ビート/秒、高級機では8~10ビート/秒。一方でクオーツ式はその約数千倍と高周波(32768Hz)で振動する水晶振動子を用いているため、その精度は機械式時計を圧倒するのです。

一般的な機械式時計の場合、日差数秒~数十秒といわれています。そのため、1日10秒の遅れが出る時計の場合、1ヵ月時刻を合わせないまま使い続けると5分も遅れてしまうことになります。片や一般的なクオーツウォッチの精度は月差±20秒といわれており、これは安価なクオーツ式時計でも変わりません。

また電波を受信することによって時刻を自動補正するなど、時間精度については更なる向上が図られています。

 メリット②  機械式に比べてリーズナブル
無数の歯車や極小の部品がいくつも組み合わされ組み立てられる機械式のムーブメントは製造に多大な手間とコストがかかり量産に向きませんが、クオーツのムーブメントは大量生産ができるため安価です。タグ・ホイヤーのアクアレーサーを例に実際に比べてみましょう。

自動巻きムーブメントを搭載したアクアレーサー キャリバー5 Ref.WAY2013.BA0927と、クオーツムーブメントを搭載したアクアレーサー プロフェッショナル 200 Ref.WBP1111.BA0627を比較すると、機能面はほぼ同じでもメーカー希望小売価格で2割ほどクオーツのほうが安くなっています。

※価格は2023年1月時点の価格であり、予告なく変動する可能性がありますのでご了承ください。

 メリット③  丈夫で実用的
繊細な部品が組み合わさって動く機械式時計の場合、1~2mの高さから地面に落としただけでも高い確率で壊れてしまいますが、クオーツ式時計の場合はその程度で壊れるケースは少ないでしょう。

 メリット④  電池が切れない限り動き続ける
ぜんまいが全てほどけきると止まってしまう機械式時計に比べ、クオーツ式時計は電池がなくならない限り正確に時間を刻み続けます。一般的な電池の寿命は2~3年程度ですが、シンプルな2針モデルは省電力のため寿命は5年ほどです(クロノグラフ付きなど、多機能なクオーツ式時計ほど電池の寿命は短い)。

電池が切れた場合も新しい電池に交換するだけで再び使用可能。ソーラー発電のように自然エネルギーを蓄電することで、電池交換が不要な(蓄電池の交換は必要)ものも存在します。

クオーツのデメリット

一方で、クオーツには以下のデメリットもあります。

 デメリット①  資産性に乏しい
ムーブメントが安価であるという利点の一方で、資産価値としては機械式に比べると劣るというデメリットがあります。また、機械式の時計にロマンを感じる人にとっては面白みがないと感じるかもしれません。腕時計に年相応のステータス性を求める人は機械式を選ぶ場合が多いでしょう。

 デメリット②  平均寿命が短い
電池が無くなった場合は新しい電池に交換すれば済みますが、中の電子回路は違います。電子回路の寿命は約10年といわれており、故障した場合は修復不可能な場合が多く、中身を丸ごと入れ替えることになります。安価な時計の場合、新品に買い替えるほうが安いことも多く、そのような場合は使い捨てのようになりがちです。

 デメリット③  トルクが弱く、機能が限定されがち
クオーツの電池は機械式のぜんまいに比べてトルク(力)が弱く、大きく長い針を運針するにはパワーが足りないため、物理的に時刻表示以外の機能を載せられない時計が多いといえます。高い技術力により省電力化を実現し、重厚感のある針や多機能を実現しているクオーツウォッチもありますが、そういった高機能モデルは高価である場合がほとんどです。

ただし、小さく華奢なデザインが好まれるレディースウォッチにおいてはデメリットになりません。薄型で軽量なクオーツムーブメントは女性用の時計に多く搭載されています。

4.メンズにおすすめのクオーツ腕時計

当店ジャックロードはクオーツ式時計の常識を覆す高機能モデルを取り揃えています。ここでは実用性も機能性も妥協したくないこだわり派のメンズに、選りすぐりのおすすめクオーツ式時計をご紹介します。

グランドセイコー グランドセイコー 9Fクオーツ

こちらの時計に搭載されているグランドセイコーの9F系キャリバーは、随一の高級クオーツムーブメントといっていいでしょう。安価な量産クオーツは通常分解できる構造を持っていません。一方、9F系キャリバーは機構が複雑なため熟練の職人による手作業で組み立てられており、機械式と同じように分解修理が可能です。

さらに、機械式に比べるとトルク(力)の弱いクオーツムーブメントにも関わらず、ツインパルス制御モーターによって、従来のクオーツではあり得なかった太く力強い針の運針を実現しました。

そのほか超省電力による温度補正などさまざまな革新的技術により、年に5秒から10秒しかズレが生じないといった高精度を極めています。

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セイコー アストロン デュアルタイム

世界初のクオーツウオッチとして1969年に発売したセイコー クオーツ アストロンのデザインをベースにしたアストロンから2019年に発表されたモデル。軽く錆びにくいジルコニアセラミックを採用しており、堅牢性と耐食性を向上させています。

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シチズン プロマスター エコドライブ サテライトウェーブ

セイコーとともに優れた国産腕時計の双璧をなすシチズン。

光を電気エネルギーに変換して動く電池不要のエコ・ドライブ機構は、理論上光がある環境なら永遠に動き続けることが可能。衛星電波受信による時間補正のほか、パーフェックス(JIS1種耐磁、衝撃検知、針自動補正機能)も備える多機能モデルです。

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ロンジン コンクエスト V.H.P

クオーツの技術開発において、日本メーカーと並んで先駆的な役割を果たしてきたロンジン。そのロンジンの誇る超高精度クオーツがコンクエストV.H.P.です。V.H.P.(Very High Precision:超高精度)の名が示す通り、年差は5秒というから驚きです。

ちなみにコンクエストは“征服者”の意味。時計精度の世界制覇を目指すという心意気が込められています。

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ユンハンス フォーム クオーツ

2017年の発表以来、ユンハンスの代表コレクションとして人気を牽引し続けているフォーム。ユンハンスといえば立体的なドーム型の風防というイメージがありますが、フォームにはフラットなサファイアクリスタル風防が採用されています。

こちらは無駄を省いたミニマルな文字盤が特徴的なモデル。バウハウス調の洗練されたデザインは年齢問わず幅広い層から支持を集めています。シンプルゆえにカジュアルからビジネスまで幅広いシーンでお使いいただけます。

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タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ

モータースポーツの最高峰であるF1から着想を得たコレクション、フォーミュラ1。レッドとグリーンのブランドロゴが配されるのはフォーミュラ1のみの仕様です。

こちらはバックル内部にベルトを折り畳み収納することで安定した着け心地を実現するフォールディングバックルを塔載したモデル。アプライドインデックスや時分針にはスーパールミノバが塗布されており、暗所でも高い視認性を発揮します。

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オメガ スペースマスター Z-33

1969年発売のフライトマスターの独特な形状にインスピレーションを得て誕生した、スペースマスター Z-33。パーペチュアルカレンダーやクロノグラフ機能、カウントダウンタイマーなどを備えた多機能クオーツモデルです。

ブラックのLCDスクリーンに映し出された時刻や曜日表示をはじめとするレッドのLED表示は周囲の明るさに合わせて自動的に変化します。ケースにはチタン素材を採用。重厚感のある見た目ながら、軽量かつ快適な着け心地を実現しています。

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ロレックス オイスター クオーツ デイデイト 1981年製

ロレックス オイスター クオーツ デイデイト Ref.19019
ロレックス オイスター クオーツ デイデイト Ref.19019

圧倒的な知名度を誇るロレックスの最高峰に位置するコレクション、デイデイト。こちらはロレックス自社製クオーツムーブメント、cal.5055を搭載した希少モデルです。

当時のクオーツショックに対抗して製造されたクオーツモデルは、機械式のイメージが強いロレックスの中でも異色の存在。その希少性ゆえに世界中の時計通から羨望を集めています。

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5.レディースにおすすめのクオーツ腕時計

クオーツムーブメントが主流なレディースウォッチですが、中でも高機能なムーブメントを搭載したモデルを厳選してご紹介します。

パテック フィリップ Twenty-4

世界三大時計ブランドの頂点に君臨するパテック フィリップ。その本分はやはり機械式ではありますが、クオーツモデルも機械式と同じく、細部まで芸術的な美しさを持つハイレベルな外装や仕上げが施されており、その高級感を損なうことは全くありません。

パテック フィリップは1839年創業以来の全てのタイムピースのアフターサービス・修理・修復を行っていることでも有名です。その中には当然クオーツモデルも含まれ、電子回路が壊れてしまうと修復不可能なクオーツ式時計が多い中、パテック フィリップのクオーツはたとえ壊れたとしても100年先まで修理が可能といわれています。

レディースラインにのみ存在するモデルであるTwenty-4はブレスレットのようなデザインで、エレガントな女性に相応しいモデルです。

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シャネル J12

世界中で高い人気を誇るシャネルの代表コレクション、J12。

こちらは高精度クオーツムーブメントを搭載したモデルです。2020年にモデルチェンジがされたことでデイト機能が廃止され、よりシンプルなデザインとなりました。ブラック文字盤にセットされたダイヤモンドインデックスが、腕元でさりげなく煌めきます。

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ユンハンス マイスター メガ

ドイツ最大級のウォッチメーカーであるユンハンス。1970年代のクオーツショックで壊滅的な打撃を受けた機械式時計産業にあって、いち早く新技術を取り入れることにより時代を乗り切った老舗ブランドの1つです。

2018年には携帯電話のアプリを使用して世界各地の時刻を同期することのできるマックス・ビル メガを発表しました。これにはセイコーエプソンが開発協力したcal.J101.65を搭載。クオーツモデルでありながら、電波受信に伴うバッテリー使用をスマートフォンと同期することで抑えるといったカシオでも見られる技術を薄型ムーブメントで実現しました。

画像のモデルは電波を受信しないクオーツモードでも年差±8秒と驚異の精度を誇る1本。38mmケースの腕時計ですが、ドイツウォッチらしいシンプルで美しいデザインは女性にもおすすめです。洗練されたスタイリッシュなフェイスと高い機能性は目を見張るものがあります。

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6.クオーツ式時計もオーバーホールは必要?

たとえ電池が切れても新しい電池を入れれば、再びそこから2~3年止まることなく時間を刻んでくれる便利なクオーツの時計。機械式に比べて丈夫で壊れにくく、問題なく動いているのにわざわざメンテナンスに出す必要はない、と考えている人もいるでしょう。機械式の時計と同じように、クオーツの時計もオーバーホールは必要なのでしょうか?

オーバーホールとは?

「オーバーホール」とは分解掃除の作業のこと。時計の部品を1つ1つ分解し、各部品の摩耗や経年変化を調べ、その時計本来の状態に組み立てなおす作業です。結論からいうと、クオーツの時計も定期的にオーバーホールすることをおすすめします。ただし3~5年おきを推奨する機械式のオーバーホールと違い、クオーツの場合は7~10年に1度程度でいいでしょう。

クオーツの時計であっても歯車で針を動かしていることに変わりはないため、年月とともに部品の摩耗や、その部分の潤滑油の劣化などがおこります。歯車の動きが悪くなると電池の消耗が早くなったり、精度が安定しなくなったり、さまざまな不具合が生じます。また、経年により防水性を保つためのパッキンも劣化やゆるみを起こします。パッキンの劣化により時計内部に水が入ると、電子回路の故障につながります。

オーバーホールでは内部を点検し、劣化したパーツの交換や汚れやさびなどを取り除くことにより、快適に使い続けるためのメンテナンスを行います。それなりの費用がかかるため、もともとが安価なクオーツ式時計であれば買い換えた方が安く済むかもしれませんが、思い入れのある高級機であれば安心して長く使い続けていくためにもメンテナンスは必要なのです。

7.まとめ

いかがでしたか?

最先端のクオーツ式時計は、昨今の技術革新によりこれまでは想像すらできなかったレベルの性能を有するモデルが各ブランドから発表されており、こだわり派の心をくすぐる時計も数多く存在します。予算やデザインの好みなどから、ぜひお気に入りの1本を見つけてみましょう!

新品で予算が合わない場合は中古商品を視野に入れるのも手。ジャックロードおよびベティーロードでは新品も中古も豊富に在庫しており、在庫のない商品も取り寄せできる場合があります。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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ベティーロードの店内。ロレックス、カルティエ、シャネルなどの代表的なモデルから希少なアンティークウォッチまで、品揃えは日本最大級

ベティーロード(BETTYROAD)

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
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業界最大手!全国屈指の品揃えを誇る、レディースに特化したブランド腕時計・ジュエリー・バッグの専門店ベティーロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるメンズ腕時計専門店ジャックロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。

半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。

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