ハイブランドのミニウォレットガイド～知っておきたい選び方とおすすめブランド

キャッシュレス化や目下継続中のミニバッグブームの波に乗って、注目を集め続けているミニウォレット。毎日使うものだからこそ、多くの人が憧れる人気のハイブランドから選んでみませんか？

ハイブランドの魅力を手軽に持ち歩くことができるミニウォレットは、すでにファッションの一部としても欠かせない存在です。しかし、数々のハイブランドが競うようにアイテムを発表しているため、どれを選ぶべきか、また、コンパクトなサイズだからこそ機能面ではどのようなポイントに注目すべきか、迷うことがあるかもしれません。

そこで今回は、ハイブランドのミニウォレット選びについて深堀り！おしゃれと実用を兼ね備えたミニウォレット選びのヒントを一緒に探ってみましょう。

ハイブランドのミニウォレットの魅力

長年継承されてきたクラフツマンシップによって生み出される、ハイブランドのミニウォレット。ノーブランドに比べると少し値は張りますが、毎日使うものだからこそ品質、機能性、デザイン、全てにおいて妥協したくないという方に取り入れてほしいアイテムです。

例えば、ミニウォレットの代表的な人気素材である牛革は、ハイブランドが特に品質の良いものを一流のタンナーから優先的に買い付けています。

また、よりコンパクトなサイズが求められるミニウォレットにおいて、その機能性を犠牲にしないためには緻密な設計が必要です。熟練の職人を抱え、多くの経験から導き出されたノウハウを継承する一流ブランドだからこそ、使い勝手に優れたミニウォレットを生み出すことができます。

ブランド独自のアイデンティティーが凝縮された、おしゃれなデザインが揃うのもハイブランドのミニウォレットの特徴です。洗練されたロゴやシグネチャー、アイコニックな模様が施され、例えシンプルであっても一目でそれと分かるディテールを備えています。そのためステータスシンボルやファッションのステートメントとしての役割も、さりげなく果たしてくれます。

さらに、それぞれのハイブランドが誇る歴史や伝統の上に成り立つ磨き抜かれたアイテムは、所有すること自体がオーナーにとって特別な体験となります。

その点、ミニウォレットはハイブランドアイテムの中では比較的手の届きやすい価格帯であることも魅力の1つ。初めて購入するブランド品としても大変おすすめです。

ミニウォレットはこんな人におすすめ

ミニウォレットはコンパクトなサイズながら、必要最低限のカード類やお金を収納することができます。嵩張らずに持ち歩くことができ、バッグやポケットにもすっきりと収まるというメリットがあります。そのため、以下のような方に特におすすめです。

■カードやスマホ決済が主流の人

キャッシュレス決済が浸透した昨今では、現金を持ち歩く必要を感じていない方も多いでしょう。その場合、ミニウォレットを使うことでお財布をスリム化することができます。

ミニウォレットは必要最低限のカード類や現金を収納することができるとはいえ、収納力には限りがあるため、本当に必要なものを厳選する必要があります。これは、言い換えれば、常に必要なアイテムにアクセスしやすいということ。サッと取り出してスマートに支払いを済ますことができるため、機能性を重視したい方にぴったりです。

■小さめのバッグを持ち歩くことが多い人

長らく継続中のミニバッグブーム。例えばブランドバッグの最高峰であるエルメスでいえば、バーキンは30より25、ピコタンロックはMMよりPMというように、従来普通とされていたものより一回り小さいサイズのほうが需要の高い傾向が続いています。これらのバッグはロングウォレットが入らないか、取り出しにくく感じるサイズのため、必然的にミニウォレットが必要になってきます。

さらに最近では、一体何が入るのかと思うほど小さなポシェットが多くのハイブランドから登場しているのをご存じでしょうか？それらをアクセサリーの一部として身に着けるのが海外セレブたちのおしゃれ最先端！それに伴い、さらに機能を絞ってコンパクト化したフラグメントケースなどもラインアップするブランドが増えています。

■まずは1つ、ハイブランドのお財布を手に入れたい人

ハイブランドのお財布というと、ロングウォレットがまず頭に浮かぶ方も多いかもしれません。ラグジュアリーでステータス性の感じられるロングウォレットには歴史ある名品が多い一方、ミニウォレットよりかなり高額な場合があります。

また、前述したように小さめのバッグだとロングウォレットが入らないというケースも考えられます。

ミニウォレットであれば、極端な例を抜きにすれば多くのバッグに対応でき、その分汎用性も高くなります。大きめのショルダーバッグにミニウォレットだと、荷物に紛れてサッと取り出しにくいのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですがその場合も、ポケット収納部分に収める、バッグインバッグを使用して整理するなどすれば問題なし！

まずは1つ、ハイブランドのお財布を手に入れたいと考えている方であれば、あらゆるサイズのバッグに対応しやすいミニウォレットを検討するとよいでしょう。

ミニウォレットを選ぶ際に注目したい仕様とは

アイコニックなデザインで周囲の注目を惹きつけるハイブランドのミニウォレット。憧れのブランドから、見た目の好みで商品を選ぶのももちろんいいでしょう。

ですが、いざ気に入って買ったのに使いづらさを感じるということがないように、検討する際に機能性に関わるいくつかのポイントはしっかり押さえておきましょう。

二つ折り？三つ折り？

ミニウォレットは多くの場合、お財布を2つや3つに折り曲げることでコンパクトなサイズを実現しています。

上の画像のような二つ折りタイプは、カードスロットやお札入れ、コインポケットなどがバランスよく配置できるのが利点。スマートで使い勝手がよく、デザイン的にも優れているため、人気のあるタイプです。

一方で、収納スペースが少ないものが多く、大量のカード類や小銭を収納するのは難しい場合があります。

三つ折りタイプの場合、折り目ごとに複数の収納スペースがあるため、コンパクトにまとまりながらもそれなりの量のカード類、お札、コインなどを収納することができるのがメリットです。ただし、折り目が増える分、厚みは増します。衣服やバッグのマチのないポケットなどに収める際は注意が必要です。

ミニウォレットの中には、上のシャネルのジップウォレットのようにじゃばら構造になっているタイプもあります。このタイプは収納力が高く、各機能にアクセスしやすいのが魅力です。一方で、お札は折りたたんでから収納する必要があることも覚えておきましょう。

コイン収納部分へのアクセス

小銭入れへのアクセスのしやすさは、使い勝手の印象を大きく左右する部分ですので、しっかりチェックしておきましょう。

まず、コイン収納部分が財布の外側についているタイプと、折りたたんだ内側についているタイプがあります。

上の画像のように小銭入れが外側についているタイプは、財布を開くことなくダイレクトに小銭入れへアクセスでき、また、小銭の量が多くなってしまっても折りたたみに支障をきたさないのがメリットです。

ただし、素材に柔らかい革を使用している場合、使っていくうちに小銭の跡が財布の表面に浮き出して見え、使用感を感じやすくなる場合があります。

小銭入れが折りたたんだ内側についているタイプは、お札と小銭を同時に出す時に取り回しがしやすいです。ただし、小銭を多く入れ過ぎると折りたたんだ時に不格好になってしまうため、その点は注意が必要です。

さらに、小銭を取り出す際にスナップボタン式か、ファスナー式かなどでも使い勝手の印象は変わります。

小銭を手早く取り出したいならスナップボタン式やがま口タイプ、小銭が飛び出さないようしっかり収納したいならファスナー式がおすすめです。

その他、マチのある、なしでも小銭の取り出しやすさは変わってきます。おおよそどのくらいの小銭を収納できそうか、購入前に忘れずにチェックするようにしましょう。

スリムさにこだわり、潔くコイン収納部分を設けていないミニウォレットもあります。その場合、別途コインケースを持つことが前提になりますが、ミニウォレットにスマートでスタイリッシュなデザインを求めるなら良い選択肢です。完全にキャッシュレス決済派という方であれば、有力候補ではないでしょうか。

カードスロットの数

ミニウォレットのカードスロットの必要な数は、使用目的や好みによって異なります。一般的には最低でも3～4つのカードスロットがあると便利です。

クレジットカードやデビットカード、免許証など、日常的に使う主要なカードは最低限のスロット数で収納できるようにしておくと便利です。さらに、健康保険証、ポイントカードや会員カード、交通系カードなど、追加のカードを持ち歩きたい場合はもう少しスロットが必要です。

普段どのくらいのカードを持ち歩くか、また将来的な使い方を考慮して選ぶと良いでしょう。ただし、カードスロットが足りない場合でも、必要に応じてカードケースを組み合わせることもできます。

素材

耐久性に直結するのが、お財布に使われている素材。ハイブランドのミニウォレットは牛革素材を使用しているものが主流です。

高品質なノーブランド財布ではコードバン(馬のお尻部分から取れる稀少な革)が耐久性に優れた高級素材として有名ですが、ハイブランドのお財布では実はあまり見かけません。ハイブランドにおいて、他と差がつく高級素材はクロコダイルやアリゲーター、リザード、オーストリッチなどのエキゾチックレザーであることが一般的です。

さて、定番素材である牛革はもともと強度が高く、耐久性に優れているという特徴があります。ただし、水に弱いためその点は注意が必要です。

牛革の最高峰はボックスカーフといわれています。光沢のある滑らかな質感は極めて美しいものの、傷が目立ちやすいという欠点もあるため、使用頻度の高いミニウォレットの場合、その点も考慮する必要があります。シボ加工が施された、しっかりした質感の革のほうが傷が目立ちにくく、一般的にも好まれる傾向にあるといえるでしょう。

財布においてもダントツの人気、知名度を誇るルイ・ヴィトンの場合、モノグラムとダミエのシリーズにはトワル(綿)にPVCコーティングを施した素材が使用されているのはよく知られていることです。本革ではありませんが、非常に耐久性に優れ、水にも強いという、お財布にはぴったりの素材です。

最後に、見落としがちなのが金属部分。長く使っていくうちに金具に傷がついてしまうのは避けられないことです。特に鏡面仕上げの金属は傷が目立ちやすいため、ブランドロゴを大きくあしらったデザインなどの場合、そのことにも留意しておきましょう。

デザインや色

高品質で長く使うことができるハイブランドのミニウォレットだからこそ、シンプルで飽きのこないデザインを選ぶことが大事になってきます。

例えばメゾン マルジェラの4つのステッチや、シャネルのマトラッセモチーフなど、さりげなくても一目でそれとわかるアイコニックなディテールが、各ハイブランドのアイテムには備わっています。

中にはエルメスのケリーウォレットのように、デザインそのものがアイコン、という場合もあるでしょう。

一方、ハイブランドアイテムの中では手に入れやすいミニウォレットだからこそ、遊びのあるデザインを選ぶのも良い考えです。特に色選びは、万能さを求めるなら黒かベージュなどの茶系が人気ですが、小さいサイズだからこそアクセントとなるきれい色を取り入れるのも素敵です。

お財布の素材や色は縁起を担ぎたい、という方はぜひ こちら の記事も参考にしてみてください。

ミニウォレットの人気ブランド

ここからは人気ブランドのミニウォレットを厳選してご紹介していきます。

シャネル

1910年に創業したシャネル。「古い価値観にとらわれない、自由で自立した女性像」をコンセプトに女性のファッションに革新をもたらし、今もなお世界中で愛されているブランドです。

バッグのコレクションも人気ですが、同社のミニウォレットはバッグをそのまま小さくしたかのような愛らしいデザインが揃います。例えば、ダイヤステッチのキルティングが印象的なメゾンを代表するクラシックや、直線的なラインがクールな印象を与えるボーイシャネルなど。多彩なミニウォレットコレクションからも、時代を超越する洗練されたメゾンの世界観を感じることができます。

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エルメス

エルメスは1837年、パリのバス・デュ・ランパール通りに高級馬具製品の専門店を開きその歴史をスタートさせました。現在に至るまで一流ブランドの最高峰として世代を超えて愛され続けています。

そんなエルメス最大の魅力といえば、一流の職人たちが生み出す最高品質のレザープロダクトであること。コンパクトなミニウォレットも素材へのこだわりを細部にまで感じます。Hマークのバックルが圧倒的な存在感を放つベアンをはじめ、すっきりとしたフォルムと上品な雰囲気のバランスが魅力のケリーといった、大人の余裕が漂う本物志向の方におすすめのミニウォレットばかりです。

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ルイ・ヴィトン

ラグジュアリーブランドの代名詞ともいえる老舗ブランドのルイ・ヴィトン。洗練されたデザインもさることながら、製品の優れた耐久性も同社の魅力の1つです。

ミニウォレットには防水加工が施されており、汚れがつきにくい上に丈夫なため一生モノの財布としても選ばれています。定番のモノグラムから落ち着いた雰囲気のダミエなど、世界中にファンを持つ人気コレクションが多数存在。限定デザインやクリエイターとのコラボレーションなど、毎シーズン見逃せないアイテムばかりです。

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プラダ

1913年ミラノに創業したプラダは、確かな品質とスタイリッシュなデザインで幅広い層から支持されるブランドです。同社のミニウォレットの中でも定番として使用されているのが、高品質なサフィアーノレザー。牛革に型押し加工が施され、傷や汚れに強いのが特徴です。日頃のお手入れも簡単なので頻繁に使う財布に最適の素材といえるでしょう。

実用性の高いメゾンのアイテムに、アイコニックな逆三角形のロゴが、コンパクトなミニウォレットのクラス感を高めてくれます。

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ブルガリ

高級宝飾品ブランドとして誕生したブルガリ。卓越した宝飾技術に裏付けされた個性的なデザインで、世界五大ジュエラーの称号を有し、現在は総合ブランドとして成長を続けています。

計算されたラグジュアリーなデザインのミニウォレットもメゾンの注目アイテムです。ベーシックなデザインの中にブルガリ・ブルガリのアイコンが際立つエレガントなモデルから、高貴でミステリアスな雰囲気が魅力のセルペンティなど、多彩なバリエーションからお気に入りのモデルをお選びいただけます。

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メゾン マルジェラ

メゾン マルジェラは1988年に創業したパリ発のブランド。独創的な世界観とアイテム本来の価値にフォーカスするスタイルで世界中のファッショニスタから人気を集めています。

これまで数々の名品を生み出してきた同社の中でも、スタイリッシュなミニウォレットは男女問わず多くのファンから支持を得る人気アイテムです。ブランドアイコンの4つのステッチは、シンプルなデザインでありながらしっかりとメゾンの存在感を放ちます。

ユニセックスで愛用できるデザインも豊富なため、お揃いでお使いいただくのもおすすめ。使用シーンを選ばないミニマルなミニウォレットが、ハイセンスな大人の高級感を醸し出します。

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ボッテガ・ヴェネタ

ボッテガ・ヴェネタは、厳選された最高品質の素材を使用し、イタリアの伝統的な手作業によって数多くの名品を生み出してきました。ロゴを前面に押し出さない同社ですが、その代わりにメゾンのアイコンともいえるのがイントレチャート(編み込み)です。

メゾンのクラフツマンシップはミニウォレットにも宿り、心地よい手触りのレザーは使うたびに手に馴染み愛着が湧いてきます。長く愛用できるシンプルでタイムレスなモデルから、周りと差が付くカラフルなレザーにアクセントを効かせたバイカラーのデザインなど、気取らない美しさが紳士淑女から選ばれ続ける理由の1つです。

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ヴァレクストラ

ジョヴァンニ・フォンタナによって1937年に創業したヴァレクストラ。レザー素材へ妥協のない情熱を注ぎ、ミラノの職人の手により1つ1つ縫製された一流のクオリティーは世界中から高い評価を得ています。

同社のミニウォレットは、品のある佇まいと無駄をそぎ落としたデザインが魅力。いつの時代にも色褪せることなくお使いいただけるだけでなく、ソフトカーフスキンが使い込むほどに艶が出てくるため一層愛らしく感じるでしょう。

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まとめ

いかがでしたか？

使い勝手の良さと美しさが融合したハイブランドのミニウォレットは、スタイリッシュなライフスタイルにはもはや欠かせない存在。ミニマルでシンプルなデザインがトレンドとなっている今、ミニウォレットはその要素を取り入れやすいアイテムであり、ファッションアイテムとしても魅力のあるアイテムです。

ベティーロードでは、人気のハイブランドのミニウォレットを多数ご用意しています。ぜひ、オンラインストアから品揃えをチェックしてみてください。

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