クラシカルでフォーマルな印象が漂う革ベルトの腕時計。金属ベルトにはない独特な風合いが魅力ですが、使用していると取り外しが若干面倒・不便だと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのがDバックルです。
今回は、革ベルトと金属ベルトのいいとこどりをした便利な留め金、Dバックルを特集。メリットや種類、使い方を解説しながら、おすすめの革ベルトやDバックルを搭載したとっておきのアイテムをご紹介いたします。
そもそもDバックルとは、腕時計に付ける革ベルトの留め金具の1つです。英語圏では「Deployment Buckle(展開するバックル)」と呼ばれており、国内ではその「Deployment」の頭文字をとってDバックルと言われるようになりました。「フォールディングバックル」「ホールディングバックル」などの呼称もあります。
尾錠が片側のみにしか付いていないピンバックルと違い、装着時に落下してしまう心配が少ないのがDバックルの大きな特徴です。また、革ベルトへの負担が小さいため、よりよい状態で長持ちさせることができます。
Dバックルには、時計ブランドがラインアップしている純正品とそうでないものとがあり、革ベルト純正品は高価となる傾向があります。また、革ベルトのバックルとして一般的なピンバックルと比べ、Dバックルは高級なモデルに採用されるケースが多くなっております。
Dバックルにはさまざまなメリットがあり、なかでも腕時計の取り外しが容易であることは特筆すべき点です。
ピンバックルの場合、革ベルトを装着する際には、つく棒をいちいち穴に通す必要がありますが、Dバックルなら金属ベルトのように片手で簡単に腕時計の取り外しが可能です。
また、Dバックルは尾錠がつながった構造をしており、腕時計が輪状となっているため、落下しづらいというメリットもあります。慣れていないと片手では操作するのが困難なピンバックルと違い、落下するリスクが大幅に軽減されます。
革ベルトへの負担が小さいのも、Dバックルの大きなメリットです。ピンバックルと違って装着のたびに穴につく棒を差し込む必要がないため、穴の広がりや伸び、革の摩耗が起こりにくく、革ベルトを長持ちさせることができます。
Dバックルは、バックルの折りたたみ方によって大きくシングル式とダブル式とに分けることができます。それぞれの特徴や装着感の違いについて解説しましょう。
シングル式は、片側にのみ留め具が付いた構造が特徴で、片開きタイプ、二折れ型と呼ばれることもあります。
開閉部分をワンタッチで開いたり閉じたりして尾錠を操作し、腕時計を容易に脱着することが可能です。そのため、腕時計を頻繁に脱着する方や、そのの手間を減らしたい方に向いています。
厚みがなくスッキリとした印象の外見もシングル式の特徴です。
ダブル式は、左右に留め具が付いた構造をしたDバックルのことを指します。
その形状から、二折れ型や両開きタイプ、観音開きタイプなどと呼ばれることもあります。シングル式と違って2箇所で尾錠を固定しているため、脱着に手間を取るものの、腕を通す輪を大きく開くことができ、手が大きい方でもストレスフリーで脱着が可能です。
バックルの位置が腕のちょうど中央あたりにくるのもダブル式の特徴。
バックルに厚みがあるものの、安定した着け心地が得られます。装着感を重視したい方、手が大きい方に向いていると言えるでしょう。
なお、ボタンをワンプッシュするだけで簡単に両開きにできるタイプもあります。
上で解説した通り、Dバックルにはさまざまなタイプがあり、タイプごとによって構造や着脱の仕方が異なります。ここでは最も定番的なDバックルの取り付け方・使い方をご紹介しましょう。
手順は以下の通りです。
1.はじめに革ベルトに取り付けられている尾錠を取り外します。外し方は尾錠のバネ棒の片方を押し込むだけでOKですが、バネ棒外しがあると便利です。
2.バネ棒外しを使って、Dバックルの尾錠のバネ棒も取り外します。
3.尾錠が付いていたところにDバックルを装着してください。このとき、まずバネ棒を革ベルトに差し込み、そのあとでDバックルを設置すると作業がスムーズです。
4.革ベルトの反対側の先端をDバックルの金具部分に通します。
向きや長さを調整しながら、バックルの爪をベルト穴に入れて固定すれば、バックル取り付けの完了です。
使用するDバックルによっては、専用の革ベルトが必要なケースもあります。Dバックルを取り付ける際にベルトも新調される場合は、Dバックルに対応している革ベルトかどうか確認してから購入するようにしましょう。
また、取り付けるDバックルの選び方のポイントとなるのがサイズです。
尾錠の大きさは革ベルトよりも2mmから4mmほど短いのが一般的。尾錠とDバックル、それぞれの幅が違うと、革ベルトにうまくDバックルを取り付けられないことがあります。
尾錠のサイズは16mm、17mm、18mmなど、1mm単位でサイズ展開されており、一見しただけでサイズを判断するのは困難です。いったん革ベルトから取り外し、尾錠の幅をきちんと確認した上で、見合ったサイズのDバックルを選ぶようにしましょう。
金属ベルトにはないクラシカルな風合いとフォーマルで大人びた印象が持ち味の革ベルト。シーンによって使い分けることで、腕時計の楽しみが大きく広がります。
ジャックロードで取り扱いのある革ベルトのうち、とくにおすすめのものを取り上げでご紹介いたしましょう。
19世紀イタリアで創業した老舗革ベルトメーカー「モレラート」の「アマデウス 18mm」は、中南米産カイマンの皮革を使用したブランドを代表する人気商品。貴重なクロコダイル素材にシックなエメラルドグリーンをあわせた高級感漂う革ベルト。
■関連商品はこちら
モレラート ベルト 一覧
イタリアの高級腕時計ブランド「パネライ」の人気商品である「ルミノール」のためにジャックロードが特注したオリジナルの革ベルトです。
質の高さで知られる栃木レザーを使用し、丁寧にハンドメイドで仕上げた特別感のあるアイテム。手に巻いたときにしっくりとなじむ極上の装着感が持ち味です。
■関連商品はこちら
パネライ用 オリジナル Dバックル仕様 一覧
ピンバックルと比べて構造が複雑なDバックル。各メーカーの腕時計のラインアップ中でも、高級モデルにはじめから付いているものが少なくありません。
ジャックロードが取り扱う革ベルトの腕時計のなかで、Dバックルが採用されているものを厳選してご紹介しましょう。
日本が世界に誇る腕時計ブランド「グランドセイコー」の初代モデルを復刻させて現代風にアレンジした商品。
使いやすいDバックル付きベルトは普段使いに最適。シンプルなデザインとの相性も抜群な人気の高いレアピースです。
時計マニアのあいだで人気の高い腕時計ブランド「ブライトリング」のパイロットウォッチの代表的な商品として知られる「クロノマット」。44mmという大型のケースを持つ、機能と使いやすさを兼ね備えた名機には高級感のある折りたたみ式のDバックルがお似合いです。
高精度のタイムピースを製造し続けていることで知られる腕時計ブランド「IWC」の「ダ・ヴィンチ オートマティック36」。可憐なラズベリーピンクの革ベルトにダイヤモンドの上品な輝きが加わり、押し付けがましくないエレガンスを実現しています。
金属ベルト派の方にこそ試していただきたい、着脱がしやすいシングルバックル付き仕様の商品です。
スポーティーなデザインの腕時計が好みの女性には、スポーツウォッチの雄として知られるブランド「タグ・ホイヤー」の「モナコ レディ」がおすすめです。
スクエア型のケースがシャープな印象を与える1本。インデックス部分のダイヤモンドが優しく煌きます。
革ベルトにDバックルを付けることで、時計の取り外しはスムーズ、脱着時の負担も軽減されるため、よりよい状態で長く使用することが可能になります。
革のベルトの寿命を長くするためにも、ぜひDバックルを試してみてはいかがでしょうか。
ベティーロード(BETTYROAD)
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F
JR中野駅北口徒歩5分
電話 [店舗]
03-3386-7550
[通販]
03-3389-1071
営業時間 11:00~20:00
店舗案内は
こちら
オンラインストアは
こちら
業界最大手!全国屈指の品揃えを誇る、レディースに特化したブランド腕時計・ジュエリー・バッグの専門店ベティーロード。創業30年以上の実績と信頼を誇る、並行輸入店の草分け的存在です。東京・中野ブロードウェイ3Fに店舗があり、ブランドジュエリー&バッグ店舗、姉妹店であるメンズ腕時計専門店ジャックロードも併設されているため、ご家族やご友人同士でご来店いただいてもみなさまにお楽しみいただけるラグジュアリー空間となっております。
半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
店内の在庫は常に変動しております。来店にて見たいモデルが決まっている場合、事前に店舗へ在庫を確認の上お越しいただくことをおすすめしております。