メンズ腕時計専門店ジャックロードの副店長として、お客さまに最適な1本を提案し続けている久保田。時計選びにおいても、そこに込められた想いやストーリーを大切にしています。
そんな久保田が愛用するのは、ロレックスのデイトジャスト Ref.1601。父から受け継いだというこの時計は、実は彼自身の生まれ年に製造された1本でした。
時計業界で25年のキャリアを持つ久保田が語る、デイトジャストへの想いと、ヴィンテージロレックスならではの魅力とは?
ぜひ最後までお楽しみください。
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インタビューに答えてくれたのは…
久保田 裕次
Hirotsugu Kubota
前職のファッション雑貨屋からの繋がりでジャックロードに入社し、今年で25年目を迎えるベテランスタッフ。現在はジャックロードの副店長を務める。趣味はサッカーやサーフィンで、観戦するよりプレーする方が好きというアクティブ派。四児のパパ。
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▲スタッフ久保田が愛用するロレックス デイトジャスト Ref.1601
―― さっそくですが、ロレックスのデイトジャストをご自身の時計に選んだ理由や、そのきっかけを教えてください。
久保田 この時計、実は父親の形見で譲り受けたものなんです。
譲り受けた当時はまだ時計業界に携わっていなかったので、正直そこまで頻繁に着用することはありませんでした。でも、この仕事に就いてから改めて腕にするようになり、ある時ブレスレットを外してふとシリアルナンバーを確認してみたんです。
その時初めて、僕と同じ生まれ年のモデルだということに気が付きました。
久保田 それから、「もしかしたらこれは僕が生まれた記念として買った時計だったのかな」と思うようになりました。父から直接そう聞いたわけではありませんが、自分だったらそうするな、と思ったんです。
父は、僕が物心ついた頃からずっとこの時計を身に着けていました。ロレックス一筋で、いつも腕にしていた姿が記憶に残っています。長年変わらず身に着け続けていたことが、この時計への特別な想いを物語っているように感じます。
はっきりとした答えはわかりませんが、この時計を腕にするたび、父の存在を身近に感じられる気がするんです。だからこそ、より一層大切な1本になっているのかもしれません。
▲趣深い経年変化をしたデイトジャスト
―― なぜこの時計を選んだのか、どんな想いが込められていたのか、直接お父様から聞いたわけではないからこそ、想像の余地が広がりますね。
久保田 はい。もし、父に聞いていたら「たまたまだよ!」とか言われて話が終わってしまったかもしれません(笑)
僕が父から受け継いだように、将来は息子に譲りたいです。何世代にもわたって受け継がれる1本になれば素敵だなと思っています。
▲流行り廃りのないタイムレスなデザイン
久保田 お客さまにこのお話しをすると、共感していただけることが多いんですよ。実際「子どもが生まれた記念に腕時計を買いたい」という方がけっこういらっしゃるんです。
時計は単なる道具ではなく、人生の節目を刻む存在なんだと感じます。そんな、お客さま一人ひとりの大切なストーリーに関われる仕事をしていることが、とても嬉しいですね。
▲着用シーンや季節を選ばない、汎用的な1本
―― 実際愛用してみてわかったことや、お気に入りのポイントは?
久保田 まずはデザインの親しみやすさですね。どんな服装にも馴染み、流行にも左右されない。そこが一番の魅力です。
新品のデイトジャストは作りがしっかりしていて、磨きもきれいなので華やかで少し目立つかな、と感じることがあります。でもこの時計は、ヴィンテージならではの「枯れた感じ」が絶妙で、ギラつかず落ち着いた雰囲気があるのが気に入っています。
文字盤も、もともとはシルバーなんですが、経年によってちょっと生成りっぽくなっているんです。これもまたいいんですよね。
何より、僕と生まれ年が一緒だから、同級生って感じがして余計に愛着がわきます(笑)。
▲枯れた雰囲気が魅力のヴィンテージモデル
久保田 あとはブレスレットのコマが(現行モデルよりも)小さいので、腕へのフィット感が良いところですね。着用していて重さもほとんど気にならないです。ブレスレットの中コマが中空のタイプなので軽やかですし、気負わなくていいんです。
裏ぶたも長年の使用で少し摩耗しているんでしょうね。そのおかげか、逆に装着時のフィット感が良く、夏でもノンストレスで使えます。季節や相手を選ばなくていいって、長く愛用するうえでは意外なほど大事なんですよね。
▲定期的にメンテナンスをしながら愛用している
―― 定期的に行っているケアがあれば教えてください。
久保田 定期的に行っているのは、ブレスレット部分のケアです。ジュビリーブレスレットは目が細かいので、不要になった歯ブラシを使って磨いたり、隙間の汚れを落としたりしています。
他には数年に1回、自社でオーバーホールをしています。製造から約50年経過しているモデルですが、定期的にメンテナンスをしているおかげか今も問題なく動いています。
普段は傷や汚れがつくことは気にせずに着用していますが、たまにこういったケアを行うことで、愛着もどんどん増していきますね。
―― それでは、そんな久保田さんがいつかほしい憧れの時計があれば教えてください。
久保田 パテック フィリップのカラトラバです。いつかローズゴールドのモデルがほしいですね。
お客さまとも「いつかほしい腕時計」について話すことがあるんですが、「一周回ってこれが1番だよ」「これが究極の1本なんじゃない?」という声をよく聞きます。
僕も日々さまざまな腕時計を見ていますが、カラトラバには毎回見惚れてしまいます。なので自分が最後に時計を選ぶとしたら、カラトラバが良いかな、と思っています。
―― ありがとうございました!
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半個室の商談スペースもあり、小さなお子さま連れのお客さまもゆったりとご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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