ロレックスの並行輸入品と日本正規品を比べてみた~保証書や付属品の違いについて解説~

ロレックスの並行輸入品と日本正規品を比べてみた~保証書や付属品の違いについて解説~

年齢を重ねるとともに、身につけるものの「質」にこだわりが出てくる人は多いでしょう。仕立てのよいスーツ、その胸ポケットにおさめるボールペンや万年筆、よく手入れされた革靴・・・そして忘れてはならない、腕元には時を刻む相棒である腕時計。

古い歴史と伝統を誇る老舗ブランドから勢いのある新興ブランドまで、魅力的なモデルがひしめく高級腕時計の世界。どの腕時計を選ぶか検討し、迷う時間はとても楽しいもの。

そして迷った末に「これ!」と決めた腕時計を購入する際には、もうひとつ検討することがあります。それは「どこで買うか」ということです。

ブランドの正規店一択という方もいれば、世界中のブランド腕時計が一堂に会する当店、ジャックロード・ベティーロードのような並行輸入店での購入を検討する方も多いでしょう。

そこで今回は、日本の正規店で購入した“日本正規品”と当店の“並行輸入品”について、ロレックスを例に徹底的に比べてみたいと思います。並行輸入店で腕時計の購入をご検討されている方は必見です!

 

1.時計の正規品、並行輸入品とは

ジャックロード店内

海外ブランドの時計が日本国内へ流通するルートは大きく分けて2つあります。

ひとつは正規代理店が輸入する「正規ルート」、そしてもうひとつは正規代理店と関係のない第三者が海外の正規店や海外卸商から輸入する「並行輸入ルート」です。

正規ルートをたどって輸入された正規品は、ブランドの直営ブティックやデパートにテナントとして入っているブランドのサロンなどで販売されます。

一方、並行輸入ルートをたどって輸入された並行輸入品は当店のような並行輸入店で販売されます。

正規ルートと対比すると並行輸入ルートは“非正規ルート”のようなイメージを抱く方もいるかもしれませんが、日本では法律で認められているれっきとした流通経路のひとつです。ビッ〇カメラなどの大型家電量販店で扱っている海外ブランドの腕時計も並行輸入品になります。

正規品と並行輸入品の間で最も注目されるのは“販売価格”の違いについてでしょう。

正規店は海外メーカーが定めた定価による販売義務があるためどこで買っても一律価格ですが、並行輸入店にはこの定価販売の制約がありません。そのため価格競争や市場の動向によって時計の販売価格が変動します。

ロレックス オイスター パーペチュアル デイトジャスト Ref.278343RBR

並行輸入品は、元をただせば海外の正規店を経由させて買い付けた商品を日本国内へ輸入したもの。「日本正規品」ではないものの「海外正規品」であると言えます。

つまり、並行輸入店で時計を購入するということは、海外の正規店で売っている時計を日本のお店で買う行為、ということになります。

それでは日本正規品と海外正規品(並行輸入品)で、時計そのものや付属品などに何か違いはあるのでしょうか?

ロレックスを例に見比べてみましょう。

2.正規品と並行輸入品の違い~時計本体編~

ロレックス サブマリーナデイトの並行輸入品と正規品の比較(表)

ロレックス サブマリーナデイトの並行輸入品と正規品の比較(裏)
向かって左が日本正規品、右が並行輸入品のサブマリーナデイト Ref.116610LN

日本正規品と海外正規品の時計、時計そのものの違いははっきり言ってありません。なぜかというと、全てのロレックス製品はスイス本社の工房で製造されており、それがどの国に納入されるかが違うだけだからです。時計のどこかをみれば日本のものか海外のものかがわかる、などというポイントは一切ないのです。

刻印されているシリアルナンバーなども、それ自体に販売国を示すような情報は含まれていないため、時計そのものをみただけでは“日本正規品”か“並行輸入品”かを見分けることはできません

3.正規品と並行輸入品の違い~付属品編~

それでは購入時に時計と一緒についてくる付属品についてはどうでしょうか?

並行輸入ロレックスの付属品一式

こちらは当店で購入することのできる並行輸入ロレックスの一式です。
※2020年3月16日時点で流通している現行新品についての内容となります。

時計そのものはまったく同じものですが、付属品についてはいくつかの違いが出てきます。

 日本正規品と並行輸入品で違いがないもの

  • ①外箱
  • ②内箱
  • ③緑タグ
  • ④保証書ケース
     

 日本正規品と並行輸入品で違いがあるもの

  • ⑤国際保証カード(保証書)
  • ⑥取り扱い説明書
  • ⑦保証マニュアル
  • ⑧白タグ

上記の通り、付属品については違いがないものとあるものがあります。

ここからは違いのある国際保証カード(保証書)取扱い説明書保証マニュアル白タグについて詳しく見てみましょう。

国際保証カード(保証書)の違い

ロレックスの保証書(表)

付属品でもっとも大事なものは国際保証カード(以下、保証書)です。正規品も並行品も保証書そのものの形式は同じで、シリアルとモデル名が記載されている表面に関しては違いがありません。

ロレックスの場合、時計本体を見ても正規品か並行輸入品か見分けることはできませんが、保証書の裏面を見ればどこの国で販売されたものかを判別することができます

ロレックスの保証書(裏)

こちらはヨーロッパからの並行輸入品に付属している保証書の一例です。Name of Official Rolex Retailerの横に国番号(ロレックスによる管理番号)と販売店名が印字されています。ただし、最近は国番号が印字されていない保証書も多くなってきています。

とても細かい違いですが、日本正規品の保証書は全て印字、並行輸入品の保証書は販売店名以外のPurchaser(購入者)、Date of Purchase(購入日)は手書きになっている場合がほとんどです。これは、日本の正規品の場合まずは国際保証カード請求ハガキに必要事項を記入して送り、それを元に後日印字された保証書が届くという方式をとっているのに対し、海外の正規店では購入したその場で氏名や日付を手書きし、商品と一緒に渡されることが多いためです。

日本ロレックスの保証書

正規店での購入であれば、Purchaserにあなたの名前が記載され、購入した日から保証がスタートすることになりますが、並行輸入品の場合、保証書日付は海外で業者間の取引が成立した日付が入り、あなたが並行輸入店で時計を購入した時にはすでにメーカー保証はスタートしている状態になります
※そのため、ジャックロード・ベティーロードではこの保証書日付があまりにも古いものに関しては新品として販売を行っていません。
※メーカー保証がスタートしている場合でも、ジャックロード・ベティーロードによるオリジナル保証は購入日からスタートします。


また、並行輸入品の保証書の“Purchaser(購入者)”箇所は、空欄になっているもの、“✕✕✕✕”など記号が入っているもの、または個人名が入っているものなど輸入された個体によりさまざまです。

ロレックスの保証書は、記載済みの個人名を塗りつぶして使用しても、そのことにより保証書の有効性が失われることは一切ありません

ちなみにこれは保証書ありの中古ロレックスを購入した場合も同じことが言えます。メーカー保証期間が残存している場合、元の持ち主の名前を塗りつぶして保証書を使用しても全く問題ありません

ただし、ロレックスの場合保証書名を“削り取って”消した場合はその保証書は無効となってしまうため、その点は注意が必要です。

取扱い説明書の違い

日本正規品と並行輸入品の取扱い説明書は、記載される言語が違います。

日本正規品であれば当然日本語で記載されていますが、並行輸入品は英語をはじめ、時には輸入元の国の言語で記載されたものが付属する場合もあります。

ロレックスの取扱い説明書

ロレックスの取扱い説明書・英語版と日本語版

ジャックロード・ベティーロードでは操作方法が複雑な機種などの場合、日本語で記載した取扱い説明の用紙をお渡ししています。また、時計の取扱いについてご不明な点はスタッフが丁寧に説明させていただきますので、遠慮なくご質問ください。

保証マニュアル

ロレックスの保証マニュアル冊子

並行輸入品には『GUARANTEE MANUAL WORLDWIDE SERVICE』というタイトルの小冊子が付属しています。

内容は各国語で保証についての規定が記載されており、日本語の部分もあります。

ロレックスの保証マニュアル冊子の目次

日本正規品にはなぜかこの冊子が付属されていないようです。並行輸入品には付属する冊子が日本正規品には付属していないというのが違い、ということになります。

白タグの違い

ロレックスの緑タグと白タグ

元々ロレックスの腕時計には緑タグと白タグの両方が付属しています。

緑タグはロレックスが独自に定めた検査基準である高精度クロノメーターを通過した証明で、日本正規品・並行輸入品どちらにも付属しています。

白タグは裏面に商品の個体番号などが印字された管理タグで、日本の正規店では購入時に必ず回収されてしまいます。

並行輸入品の場合、少し前までは白タグが取られることなく付属していましたが、最近は国内正規品と同様に付属しないものも増えてきました。いずれにせよ、あってもなくても問題のないものではあります。

4.正規品と並行輸入品の違い~包装編~

最後に、包装の違いについて取り上げます。日本正規品であれば外箱がロレックスの包装紙に包まれ、ロレックスのショッパー(紙袋)に入れて手渡されるのに対し、当店では基本的に外箱をそのままジャックロード・ベティーロードのショッパーに入れてお渡しすることになります。ご進物などで包装のご希望があった場合には当店の包装で対応します。

ベティーロードのギフト包装例
ベティーロードのオリジナルギフト包装例。ご進物などのご要望がございましたら、真心をこめてご対応させていただきます。

5.まとめ

オイスターパーペチュアルデイトジャスト Ref.279381RBR

いかがでしたか?

ロレックスの並行輸入品についてポイントをまとめると、以下のようになります。

  ロレックスの並行輸入品についてのポイントまとめ


・正規品と並行輸入品の時計本体はまったく同じ。見た目やシリアルナンバーから見分けることはできない

・保証書に記載された販売店をみればどこの国の正規品かを判別することはできる

・並行輸入品の保証書は“業者間の取引が成立した時点”での購入者名と購入日付が手書きされていることが多い

・よって、並行輸入品の保証書日付は購入日以前の日付が記載され、メーカー保証がスタートしていることが多い
 ※そのためベティーロードではこの保証書日付があまりにも古いものに関しては新品として販売を行っていません。
 ※ベティーロードのオリジナル保証は購入日からスタートします。


・並行輸入品の保証書にもともと記載されている個人名は、塗りつぶしても問題なく使用できる
 ※ただし、保証書を削り取って消した場合は無効になります。

・並行輸入品の取扱い説明書は日本語ではなく、外国語のものが付属する

・並行輸入品には保証マニュアルの冊子が付属する

・並行輸入品には白タグが取られずに付属している場合がある

・並行輸入品の場合、包装やショッパーは購入した店のオリジナルとなる

日本正規品と並行輸入品では保証書の記載内容以外、特段気にするような差はないことがわかりますね。むしろ日本正規品には付属しないものが並行輸入品には付属しているため、付属品が多い傾向があります。

正規品と並行輸入品では価格の違いなどがよく取り沙汰されますが、受け取る商品についてどのような差があるかは意外と説明されていないので、参考にしていただける点も多かったのではないでしょうか。

並行輸入品の付属品に関してはすべて当店、ジャックロード・ベティーロードにおいての事例になります。他店をご利用の際は別途ご確認いただきますようお願いいたします。

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