2023年新作タンクフランセーズ Ref.WSTA0065 生まれ変わった注目モデルを徹底レビュー！

2023年1月18日、カルティエから永遠の定番と思われていたタンクフランセーズのフルモデルチェンジが発表され、世界中から非常に大きな驚きと注目を集めています。

そこで今回は、さっそく当店ベティーロードに入荷したタンクフランセーズ最新モデル、Ref.WSTA0065を徹底レビュー！

入れ替わりに生産終了となった旧モデル、Ref.W51008Q3からの変更点や着用感を詳しく解説したいと思います。

タンクフランセーズがフルモデルチェンジ

1997年に誕生して以来、レディースブランドウォッチの大定番としてその名を馳せるカルティエのタンクフランセーズ。なかでもステンレススチール×白文字盤 Ref.W51008Q3は、最もスタンダードなモデルとして世界中の女性から愛されてきました。

誕生以来、四半世紀に渡って一度もデザインを変更することなく製造され続けたロングセラーモデルであり、さらに当店ベティーロードのレディース時計人気ランキングにおいて首位の座を一瞬たりとも明け渡したことのなかったRef.W51008Q3。

まさにレディースウォッチの女王として君臨してきた定番モデルの生産終了と、後継となる新型タンクフランセーズの発表という突如の新旧交代劇は、世界中に大きな衝撃を与えました。

それでは、さっそく生まれ変わった新生タンクフランセーズをご覧いただきましょう。

タンクフランセーズRef.WSTA0065の概要

こちらがフルモデルチェンジされたタンクフランセーズの新型モデル、レディースサイズのスモールです。

基本的なコンセプトは踏襲しつつも、多くのディテールでアップデートがはかられ、よりモダンで高級感のある仕上がりになっています。

サイズ展開は、上記の女性向けのスモールサイズ(SM)のほか、ミディアム(MM)、ラージ(LM)の3種類。

タンクフランセーズのサイズラインアップから長らく姿を消していたラージ(LM)モデルの復活、そしてフェミニンな白文字盤からクールなシルバー文字盤へのデザイン変更は、ユニセックスウォッチという新たなステージへの第一歩に感じられます。

それでは新しくなったタンクフランセーズ スモールサイズについて、旧型モデル(白文字盤)と比較しながら主な変更点を見ていくことにしましょう。

旧モデルRef.51008Q3からの変更点

画像上が生産終了となった旧型モデル、画像下が今回モデルチェンジを果たした新型モデルです。

主な変更点は5つあります。

・ケースサイズの変更
・文字盤デザインの変更
・りゅうずの変更
・ラグの変更
・ブレスレットの変更

その根底に流れるテーマは、“一体感”。それぞれについて詳しく解説いたします。

ケースサイズが若干大きめに

新型のケースサイズは25.7mm×21.2mm、旧型のケースサイズは25mm×20mm。比較すると縦の長さが0.7mm、横幅は1.2mmほどケースサイズが大きくなっています。

数字ではごくわずかの差に感じられますが、タンクフランセーズのアイデンティティーである戦車(タンク)のキャタピラーをモチーフにした2本の縦枠が太くなり、旧モデルよりも力強さを感じさせるフォルムになりました。

文字盤デザインがアップデート

今回、タンクフランセーズの印象を最も大きく変えた最大の要因は、文字盤のデザイン変更ではないでしょうか。

まず、文字盤がマットな質感のホワイトからサンレイ仕上げが施されたシルバーダイヤルへと変更されました。ちなみに、中央から放射状の輝きをみせるサンレイ仕上げはスモールサイズのみに採用されており、ミディアムとラージの文字盤は通常のサテン仕上げになります。

さらに、くっきりとした黒でプリントされていたローマンインデックスもシルバーカラーになり、文字盤との一体感を強く感じさせます。

とはいえ、サテン仕上げの文字盤に対して、少し盛り上がりのあるインデックスはミラーポリッシュされており、その質感の対比によってしっかり視認性が確保されています。

インデックスの内側にあるミニッツトラックは正方形に近い形になり、周囲に段差が設けられたことで、表情にメリハリがつきました。

ファッションでいえばコンサバティブからモードへと舵を切ったような、スタイリッシュで都会的な印象のデザインになっています。

りゅうずが平たく、半埋め込みに

タンクフランセーズといえば戦車から放たれる砲弾をイメージしたりゅうずが特徴でしたが、平たい形状へと変更され、半分がケースの中に埋没される形になりました。

カボションにはシンセティック(人工)ブルースピネルが使用されています。

カルティエウォッチのブルーカボションは、ウォッチとジュエリーを繋ぐ架け橋として象徴的な存在です。カボションが平たくなったことで、ブルーの色味がより楽しめるようになっています。

よく見ると七角形をしたシンプルなファセットのフォルムは共通しているのですが、りゅうずも文字盤のデザインと同様、ケースとの一体感が強調されているようです。

ラグ部分が完全一体型に

ブレスレットと時計のケースを繋ぐ部分を“ラグ”といいます。旧型はこのラグがいくつかのパーツで構成されていましたが、新型は完全に一体化されました。

ケースとブレスレットへのシームレスなつながりが強く意識されており、よりすっきりとした印象になっています。

ブレスレットの仕様変更

ブレスレットも一体感の向上が図られています。上の図の①をご覧いただくとわかるように、駒の形状が変更され、新型ブレスレットは駒同士がぴったりと隙間なく重なっています。

②の中駒部分も太くなり、全体的に骨太な印象になりました。

しかしながら、フォルム以上に大きく印象を変えることになったのが、ブレスレットの仕上げの変更です。 中駒の部分が、サテン(艶消し)仕上げだった旧型に対し、新型はポリッシュ(鏡面)仕上げになっているのがお分かりいただけるでしょうか。

新しいブレスレットはシルバーダイヤルと同様に、サテン仕上げと鏡面仕上げの対比が鮮やかに強調され、キラキラと強い輝きを放ちます。

以上、主な変更点をご覧いただきました。

先述の通り、“一体感”を強調するように随所にアップデートがはかられ、その結果としてスタイリッシュかつ高級感のある雰囲気へと変貌を遂げています。

この“一体感”は、先にモデルチェンジされたサントス ドゥ カルティエ ウォッチにおいても追求されているテーマです。

エッセンシャルなフォルムへの並々ならぬこだわりを持つカルティエ。そんなメゾンが目指すデザインコンセプトの大きな潮流に沿って、タンクフランセーズも新たな一歩を踏み出したといえるでしょう。

着用レビュー

基本的なコンセプトは変わらずとも、雰囲気が大きく刷新されたタンクフランセーズ。さっそくスタッフが着用してみました。

従来のタンクフランセーズより少し骨太になり、存在感を増した新型モデル。日差しの下で見ると、その高級感ある佇まいをより強く感じることができます。

旧モデルに目が慣れたスタッフ目線で見ると、特にダイヤルのデザインは手が込んでいて、まるで数量限定のアニバーサリーモデルのような特別感が感じられます。

これがスタンダードモデルというのが意外に思えるほどです。

シルバーのサンレイダイヤルやインデックスは見る角度によって表情が変わるので、手首をさまざまな向きに傾けながら、思わずその移ろいを楽しみたくなります。

厚く盛られた鏡面仕上げのインデックスが、周囲の景色を映し込んで意外と黒っぽく見えると思った刹那…

光を受けてキラッと輝く瞬間を見つけ、思わず見惚れてしましました。「この角度から見るのが好き！」という、人それぞれのお気に入りの場所がありそうです。

スタイリッシュでクールな雰囲気なので、万人受けする旧モデルと比べると好みが分かれそうですが、価格が据え置かれたことを考えると、この高級感はすばらしいと思います。

この10年ほどメンズモデルに力を注いでいるカルティエが、満を持してタンクフランセーズのユニセックスモデルとしての普及に本腰を入れてきたという印象もあり、今後の展開も気になるところです。

まとめ

いかがでしたか？ 今回は新しく生まれ変わったタンクフランセーズ Ref.WSTA0065についてについてご紹介いたしました。

レディースウォッチの女王だった白文字盤に代わり、Ref.WSTA0065が新女王として君臨することになるのでしょうか？ベティーロードでお手に取って、その魅力を確かめてみてくださいね！

今回ご紹介した時計以外にも、ベティーロードでは多数のカルティエの時計を取り扱っているので、ぜひオンラインストアを覗いてみてください。

ベティーロードであれば新品・中古の選択肢もさることながら、無金利ショッピングローンも利用でき、あなたの「ほしい」を叶えるチャンスがいっぱい！

あなたにとってベストな1本を探してみてくださいね！

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