今回はギュブランの1960年代製アンティークウォッチを画像で紹介！
商品ページではお見せできなかった、さまざまな角度からの写真を載せています。ぜひ参考になさってください。
ギュブランは1854年にスイスのルツェルンで創業した高級宝飾腕時計店です。6代に渡って一族による家族経営を貫く老舗企業であり、現在でもブヘラやチューラーとともにスイスの宝石商として確固たる地位を築いています。
ヴィンテージウォッチにおけるギュブランは、パテック フィリップやオーデマ ピゲなどの雲上ブランドとのWネームでその名を知られています。
また、1930年代からはIWCやジャガー・ルクルトなどの名門メーカーからムーブメントの供給を受け、ギュブラン銘のオリジナルウォッチを世に送り出してきました。
今回は、そんなギュブランが1960年代に製造した美しいレディースウォッチをご紹介いたします。
素材に18Kホワイトゴールドを使用した、当時のハイソサエティー向け高級レディースウォッチ。
ラウンドケースに半円の弧を描いたラグが取り付けられたシンプルなデザインはあくまで上品で、上流階級の女性の腕元に相応しい品格を備えています。
経年により優しい色合いに変化したシルバーダイヤルがかろうじてヴィンテージウォッチであることを感じさせますが、現代の高級ジュエリーウォッチといっても通用する雰囲気です。
上下のラグにはそれぞれ7粒の美しいダイヤモンドがセットされています。
ギュブランは早くから独自の宝石研究所を設立しており、一族から偉大な宝石学者エドワード・ギュベリン(ギュブラン)博士を輩出するなど、大きな存在感を示してきました。
こちらの時計にセットされたダイヤモンドも、力強い輝きで腕元を彩ってくれます。
風防のふちにはプリズムを思わせるカットが施されています。
カットガラスと呼ばれるこの風防は、光を乱反射して複雑な表情を覗かせる、ヴィンテージウォッチの中でも人気のディテール。
ミラーポリッシュされたシンプルなベゼルのせいか、それ自体が大粒の宝石のように見えるほどカットガラスのきらめきが際立っています。
ヴィンテージウォッチにしてはエッジのきいた、凛とした雰囲気を漂わせる1本です。
ケースサイドには、18Kゴールドを示す女性の横顔のホールマークとGの文字が刻印されています。
この横顔の女性は、ヘルヴェティアというスイスを象徴する女神だそうです。
裏ぶたには1961年11月21日と、イニシャルでしょうか、アルファベットの刻印が入っています。大切な記念日に、愛する女性に贈った時計だったのかもしれません。
1961年はアメリカでジョン・F・ケネディ氏が大統領に就任した年。日本では坂本九さんの『上を向いて歩こう』が大ヒットしました。
そんな時代からこのきらめきを留めて現在に至ること自体、ある種の奇跡のようにも感じられます。
腕周り15cmのスタッフが着用した場合
腕周り約15cmのスタッフが着用すると、このようなイメージ。
ケース径16mmとごく小さな時計ですが、強いきらめきで意外なほどの存在感を発揮します。
滑らかに磨かれたベゼルが周囲の景色を映り込ませ、見ていて飽きない1本です。
腕周り15cmのスタッフが着用した場合
グレーのクロコダイルベルトは8mm幅。華奢な細ベルトがとても上品で、腕元をほっそりと見せてくれます。
高級宝飾店として現在でも名を馳せるギュブランのオリジナルウォッチは、ヴィンテージウォッチ市場での流通量が少なく、希少な存在です。
ヴィンテージウォッチとの出会いは一期一会。ぜひお手元のコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
■ご紹介した腕時計はこちら
1960年代製 ギュブラン アンティークウォッチ Ref.---
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