シャネル マトラッセ 3/9ページ

シャネル マトラッセ

MATELASSE

シャネル マトラッセ

について

シャネルの代名詞ともいえる、ダイヤ柄のキルティングが施されたマトラッセ。マトラッセは公式のコレクション名ではありません。キルティング技法の1つで、フランス語で「(毛などを)詰める」「綿入れをする」という意味を持ち、日本語では「ふくれ織り」と訳されます。シャネルではバッグをはじめ、財布やフォンケース、カードケースとさまざまなアイテムに用いられています。ふっくらとしたフォルムを生み出すマトラッセのステッチは、見た目の美しさだけでなく生地の強度を高める役割も担う、長く愛用できるような工夫でもあるのです。

もっと詳しく見る

264件中

6190

ABOUT MATELASSE

  • チェーンショルダーだけではない、マトラッセの魅力

    「マトラッセ=チェーンショルダーバッグ」のイメージがありますが、ヴァニティバッグ、リュックサック、アイウェアケース、財布など、さまざまなアイテムにもマトラッセのデザインは採用されています。ダイヤ柄のキルティング加工が施されたマトラッセは見た目の美しさだけではなく、型崩れしにくいという効果もあり、耐久性・実用性に優れています。さらにダイヤ型が連なる格子状のモチーフは、バッグや小物以外にも時計やジュエリーにも展開。1955年に誕生したデザインを大きく変えることなく、今ではシャネルを象徴するデザインの1つとして広く認知され、世代を超えて愛される不変性が魅力といえます。

  • 歴史あるマトラッセのデザイン

    マトラッセの原型とされるのが、1955年2月に発売されたことから「2.55」と名が付けられたバッグです。機能性とエレガントなデザインが魅力の2.55は、一時は廃盤となるも根強い人気から復活。フォーマルなシーンのみならずカジュアルにも使いやすく、普遍的なデザインで使い勝手の良さが高く評価されています。シャネルの数ある名作の1つです。2.55の発売からおおよそ70年、マトラッセのふっくらとした立体的なフォルムに感じられる女性らしい柔らかさと上品でエレガントな雰囲気は、世代を超えて愛され続けています。

  • マトラッセに使用される主な3つの素材

    不朽の名作「2.55」にも採用されたラムスキン。ラムスキンは生後一年以内の仔羊の皮革で、柔らかく肌に吸い付くような滑らかな質感が特徴です。大変デリケートな皮革なので、水分に弱く傷がつきやすいといったデメリットもありますが、上品な光沢感と他の皮革よりも軽いといった一面もあり、フォーマルな場面にも適した素材の1つです。ラムスキン同様にデリケートな素材で知られるカーフスキン(生後半年以内の仔牛)もマトラッセに多く採用される皮革の1つです。色落ちしにくく、ラムスキンよりも耐久性に優れ、きめ細やかな心地良い肌触りが人気です。牛革に凹凸の型押しをしたシャネル独特の素材、グレインドカーフスキン(通称キャビアスキン)は、他の皮革よりも硬く傷がつきにくいためデイリーユースに適した素材として高い人気があります。